メガネを何本も持つメリット|メガネを使い分けることで疲れるのを防ぐ

近年、メガネユーザーの間で複数のメガネを持つ人が増えています。ある会社が行ったアンケートでは、約3分の2が2本以上所有し、仕事用やプライベート用など用途別に使い分けているとのことです。
複数のメガネを持つことで、目の負担を軽減したり、メガネの寿命を長くしたり、ファッションとして楽しむといったメリットがあります。
ビジネス用やスポーツ用、災害用など、TPOに応じた様々な使い分けが可能です。今回の記事では、メガネを複数持つメリットや具体的な使い道について解説します。
目次
メガネユーザーの約2/3が、メガネを複数本持っている
株式会社ビープライス(所在地:大阪市天王寺区・代表取締役:玉城 貴也)が行ったアンケートによると、メガネユーザーの約3分の2が、2本以上のメガネを所有しているとのことでした。
出典:メガネ何本持ってる?2本以上所有している人は66.2%、使っていないメガネはどうしてるか等メガネに関するアンケート調査結果
メガネの所有本数に関するアンケートでは、2本以上持っている人が約66.2%と多数派であることが分かりました。
特に2〜3本所有している人が最も多く、全体の54.2%を占めています。用途別に使い分ける人も多く、たとえば仕事用とプライベート用、ブルーライトカット用などの機能別で選ぶ傾向が見られました。
また、使わなくなったメガネを所有している人は47.2%おり、処分方法としては約79.1%がゴミとして廃棄しています。
一方で、フリマサイトや買取専門店で売却、リサイクルする人は27.6%と少数派でした。
メガネのリユースやリサイクルの認知度はまだ低く、今後の普及が期待されています。
ちなみに筆者もメガネユーザーですが、「普段使い兼PC作業用」「スポーツ用」「防災用」と、3本のメガネを所有しています。
メガネを複数本持つメリット
メガネを複数持つメリットは、目が疲れるのを軽減できることや、メガネの寿命が長くなることです。また気分に合わせて、ファッションアイテムとして使い分けることができます。
目が疲れるのを軽減できる
メガネを複数持つことで、目の負担を軽減し、健康を維持しやすくなります。たとえば、度数の強いメガネを長時間使用すると、目の筋肉に負担がかかり疲れやすくなります。
しかし、近距離作業用や遠距離視認用など、用途に応じたメガネを使い分けることで、目の調整負担を減らし、疲れを防ぐことができます。
また、ブルーライトカットレンズを活用すれば、デジタル機器使用時の目の疲れを軽減することも可能です。適切なメガネを選び、快適な視界を保ちましょう。
メガネの寿命が長くなる
メガネを複数持つことで、1本あたりの使用頻度が減り、結果として寿命が長くなります。たとえば、屋外用と室内用を分けることで紫外線や湿気による劣化を防ぎ、より長く快適に使用することが可能です。
毎日同じメガネを使い続けると、フレームの歪みやレンズの傷が蓄積しやすくなります。しかし、複数のメガネをローテーションすることで、摩耗を分散できます。
シーンに応じたメガネを使い分けることで、特定の環境によるダメージを軽減できるのもメリットです。
ファッションアイテムとして使い分ける
メガネを複数持つことで、気分やコーディネートに合わせて使い分ける楽しさが広がります。
仕事では落ち着いたデザイン、プライベートでは個性的なフレームなど、シーンに応じて印象を変えられるのが魅力です。
また、ファッションアイテムとしてメガネを選ぶことで、服装とのバランスを考えながらおしゃれを楽しむことができます。
さらに、異なるデザインのメガネを持つことで、その日の気分に合わせてスタイルを変えられるのもメリットです。視力を矯正するだけでなく、個性を表現するアイテムとしてメガネを活用しましょう。
TPOに応じたメガネの使い分け方
複数本メガネを持っている場合、たとえばプライベートとビジネス用といった使い分け方があります。そのほか、スポーツ用やアウトドア用、運転用など、色んな使い分け方があります。
TPOに応じたメガネの使い分け方は、次のシーンに分けることができます。
- ビジネス用
- スポーツ用・アウトドア用
- 運転用
- お風呂・サウナ用
- パーティーなどの正装用
- 災害用
ビジネス用
ビジネス用メガネを選ぶ際は、フレームとレンズのバランスが重要です。
フレームは落ち着いたデザインが好まれ、特に細めのメタルフレームやハーフリムが知的で洗練された印象を与えます。
色はブラックやダークブラウンなどのシックなカラーがスーツとの相性が良く、ビジネスシーンに適しています。
レンズはブルーライトカットやUVカット機能を備えたものを選ぶと、長時間のデスクワークでも目の負担を軽減できます。
また、レンズの縦幅は3cm前後が適度な落ち着きを演出し、相手に好印象を与えやすいです。適切なメガネを選び、ビジネスシーンでの印象をアップさせましょう。
ビジネス用メガネの選び方については、こちらの記事でも詳しく解説しています!
スポーツ・アウトドア用
スポーツやアウトドア用のメガネは、動きや環境に適したフレームとレンズを選ぶことが重要です。
フレームは軽量で耐衝撃性のある素材が適しており、顔にフィットするデザインがズレを防ぎます。
特にラバー加工のあるテンプルは、汗をかいても滑りにくく快適です。レンズは紫外線カット機能が必須で、偏光レンズは水面や路面の反射を抑え、視界をクリアにします。
また、調光レンズなら屋内外で色が変化し、使い勝手が良いです。用途に合ったメガネを選び、快適な視界を確保しましょう。
スポーツやアウトドア用のメガネの選び方については、こちらの記事でも詳しく解説しています!
運転用
運転用のメガネを、日常生活用とは別に持っておくと良いでしょう。高速道路での運転や、夜間ドライブでは視力が下がりやすくなります。
そのため、このような運転をする機会が多い人は、より高い視力が出せるよう、運転用のメガネを作るのがおすすめです。
また、運転中は太陽のギラつきが気になるメガネユーザーも多いと思います。その場合は、偏光レンズや度入りのサングラスを選ぶのがおすすめです。
お風呂・サウナ用
お風呂やサウナで使用するメガネは、高温や高湿の環境に耐えられる素材を選ぶことが重要です。
フレームは耐熱性の高いプラスチック製が適しており、金属フレームは熱を持ちやすいため避けたほうが無難です。
レンズは曇り止め加工が施されたものを選ぶと、温度差による視界の悪化を防げます。
また、サウナ専用メガネなら耐熱性・耐湿性に優れ、快適な装着感を得られるためおすすめです。適切なメガネを選び、リラックスした時間を楽しみましょう。
お風呂・サウナ用のメガネの選び方については、こちらの記事でも詳しく解説しています!
パーティーなどの正装用
パーティーなどの正装用でかける高級メガネは、華やかな場にふさわしいデザインと素材選びが重要です。
フレームはチタンやカーボン、羊角などの高級素材を使用したものが人気で、軽量かつ耐久性に優れています。
デザインはゴールドやシルバーの装飾が施されたものや、洗練されたクラシックスタイルが格式ある印象を与えます。
レンズは反射防止コーティングを施すことで、写真撮影時の映り込みを防ぎ、クリアな視界を確保できます。特別な場にふさわしいメガネを選び、エレガントな装いを完成させましょう。
高級なメガネについては、こちらの記事でも詳しく解説しています!
災害用
災害時に備えるメガネは、視界の確保と耐久性が重要です。フレームは軽量で丈夫なプラスチック製が適しており、衝撃に強く壊れにくいものを選びましょう。
金属フレームは熱を持ちやすいため避けたほうが無難です。レンズは割れにくいプラスチックレンズが安全で、万が一の破損時にも破片が飛び散りにくいです。
また、防災リュックに予備のメガネを入れておくことで、緊急時の視界を確保できます。適切なメガネを準備し、災害時の安全を守りましょう。
災害用のメガネについては、こちらの記事でも詳しく解説しています!
場合によっては古いメガネを使い回す
スポーツやお風呂でかけたり、災害用として準備しておいたりするのであれば、古いメガネを使い回すのもおすすめです。
スポーツや災害といった場面ではメガネが衝撃で壊れたり、お風呂やサウナでは高温多湿でレンズが膨張したりする可能性があります。
古いメガネであれば、万が一メガネが壊れても困ることはありません。そのため「いざというときに壊れても大丈夫!」という意味で、シーンによっては古いメガネを使い回すのもおすすめです。
ただし、古いメガネを使い回す際は、度数のズレに注意してください。視力と度数があまりにも合っていないと見え方に影響が出るため、複数本持って使うにはおすすめできません。
一気に複数本のメガネを購入するならセールを狙う
たとえば、プライベート用と仕事用で使い分けたい、破損や紛失に備えて一気に複数本のメガネを購入したい場合があるとします。
メガネは決して安い買い物ではないので、一気に2本以上購入する際は、経済的にも躊躇しがちです。一気に複数本のメガネを購入する場合、セール時期を狙うことをおすすめします。
メガネ店によってセール時期は異なりますが、1月・3月・9月・12月あたりは、セールキャンペーンを行っている場合があります。
具体的には新春セールや年末セール、決算セールなどです。また、店舗によっては夏のボーナス時期に合わせて、セールを打つ場合があります。
そのほかメガネ店によっては、「メガネを2本以上購入すると、2本目以降が半額になる」といったセールを行っているケースもあります。
まとめ
今回の記事では、メガネを複数持つメリットや使い道を解説しました。ドライブ用など用途別に作るほか、入浴時や災害時に古いメガネを使い回すのもおすすめです。また、ファッションアイテムとして、コーデごとにメガネを使い分けるのも良いのではないでしょうか。