眼球マッサージで疲れ目のケアを!自分でできるやり方を解説
疲れ目の症状が進行すると眼精疲労になり、目以外に体にも不調が出ます。眼精疲労を防ぐには、疲れ目を感じたらすぐに休息をとることです。疲れ目や眼精疲労の原因のひとつに、血行不良が挙げられます。
目を休めると同時にマッサージをすると、血行不良を軽減できるのでおすすめです。目の休息時には、眼球や目の周りをマッサージして、疲れ目や眼精疲労になるのを防ぎましょう。
この記事では、自分でできるマッサージのやり方や、マッサージで視力は回復するのか、について解説していきます。
眼球や目の周りをマッサージして眼精疲労を防ぐ
スマホやパソコンの画面を長時間ながめていると、目の酷使になるので疲れ目や眼精疲労になりやすいです。目を酷使したら一旦目を休めて、眼球マッサージを行うと効果的です。
「疲れ目」と「眼精疲労」
疲れ目や眼精疲労の原因は、目の酷使です。疲れ目になると、以下の症状を感じやすくなります。
- 目が重く感じる
- 目の奥が痛くなる
- 目が乾燥する
- 目が充血する
- 視界のかすみ・ぼやけ
- まぶしさを感じる
これらは一時的な症状で、十分に目を休めたり睡眠をとったりすることで回復します。しかし、休息をとっても症状が回復しない場合は、眼精疲労の可能性が高いです。
眼精疲労になると、目の不調のほかに肩や首のこり、吐き気など体にも不調が出てきます。眼精疲労になった場合は、眼科に相談して治療するのがベストです。
疲れ目と眼精疲労については、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
マッサージで血行促進を
目を酷使したあとは、目を休めて疲労の蓄積を防ぎます。目を休める際は、眼球や目の周りのマッサージをするのが効果的です。疲れ目や眼精疲労の原因のひとつに、血行不良があります。
そのため目を休めるときに、眼球や目の周りをマッサージすることで血行を促進し、筋肉をほぐすのがおすすめです。マッサージはゆっくりと丁寧に行い、血行不良を防いでください。
自分でできるマッサージ方法
自分でできるマッサージは、以下の2つの方法がおすすめです。自分のやりやすい方、効果を感じやすい方法を試してください。
【眼球マッサージ】
- 目を閉じる
- 両手の人さし指・中指・薬指をくっつけて、まぶた(目の上)のくぼみに当てる
- 強く押しすぎないように、くぼみを押す(ジーンとくる程度)
- 押して話し手を5回繰り返す
- 5回押したら、最後は10秒程度押し続ける
- 目を閉じたまま指を離す
- 目を力いっぱい閉じる
- 最後に反動で思いっきり目をパッと開く
【目の周りのマッサージ】
- 両手の親指で、眉毛と目の間にあるくぼみを、外に向かって10回ほど押す
- 鼻の付け根部分を指でつまみ、4回ほど上へ押し上げる
- こめかみ部分を指でクルクル押しながら、10回ほど回す
スマホやパソコンの画面を長時間ながめて目を休めるとき、睡眠前に行うことで目の周辺の血行を良くして、疲れ目を解消しましょう。
マッサージをしても視力は回復しないが…
「眼球や目の周りをマッサージすることで、視力が回復する。」と、聞いたことのある人もいるかもしれませんが、マッサージをしても視力は回復しません。
ただし、一時的な視力低下の場合に限り、目をトレーニングすることで視力が改善することがあります。
一時的な視力低下
一時的な視力低下とは、「眼精疲労」「仮性近視」「眼疾患」です。これらは眼科での治療が必要ですが、目のトレーニングを行うことで、視力が回復する可能性があります。
自分でできる目のトレーニングの方法は、「親指と遠くの景色を交互に見る」ことです。
【目のトレーニング】
- 遠くの目標物を決める
- 顔の前に30cm~50cmほど手を伸ばして親指を立てる(サムズアップの形を作る)
- 片方の眼を閉じて、親指にピントを合わせて10秒見る
- 次に遠くの目標物を10秒見る
- 左右の目で3・4を10回繰り返す
注意点としては、即効性がないので地道に続けることです。また、視力の回復を劇的に感じられないので、終わりが見えません。そして、近視や遠視などによる視力低下には効果がないです。
固定した視力低下
近視や遠視、乱視などが原因で視力低下(視力の固定)した場合は、マッサージやトレーニングをしても、視力は回復しません。
もしも視力を回復したい場合は、「レーシック手術や」「ICL手術」といった、外科的な手術をおすすめします。
疲れ目も視力低下も、大切なのは目を酷使しすぎないこと
疲れ目も視力低下も、大切なのは目を酷使しすぎないことです。現在ではスマホやパソコンのデジタル機器により、近距離のものを見ることが増えました。そのため、現代社会では小さい子供でも近視が増えています。
「マッサージは、目を休めるときの血行促進の手段。」と考えてください。疲れ目や眼精疲労、視力低下を防ぐには以下の行動を心掛けましょう。
- スマホで動画視聴やゲームを長時間しない
- パソコンで作業する際は1時間に1回、5分ほど目を休める
- できるだけ遠くの景色をながめるようにする
- 運動をして呼吸が浅くなるのを防ぐ
特にお子様の視力低下を防ぐには、できるだけ外で遊ばせて、遠くの景色をながめたり運動したりすることです。
そして、スマホやパソコンの画面を長時間ながめた後は、目を休めると同時にマッサージをしましょう。
視力低下を防ぐ生活習慣については、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
まとめ
- 疲れ目には眼球や目の周りをマッサージして、眼精疲労になるのを防ぐ
- 眼精疲労や仮性近視など、一時的な視力低下は目のトレーニングで視力が改善する
- マッサージも大切だが、目を酷使しすぎないことが疲れ目や視力低下には大事
目を休めるときは、マッサージを行うと血行不良を改善できるのでおすすめです。
現在ではスマホやパソコンが手放せませんが、できるだけ目の酷使は避け、外の景色をながめるなどして疲れ目や視力低下を防いでください。