メガネのズレ防止|ずり落ちるのを防止する方法、グッズを解説

メガネがズレると、視界が不安定になり、目の疲れや頭痛の原因になることがあります。特に長時間の使用や運動時には、ズレを防ぐ対策が重要です。
メガネのズレを予防するためには、メガネを購入する際にしっかりとフィッティングすることが大切です。
また、メガネの購入後も扱い方に気を付けることで、ズレを防止することができます。
今回の記事では、メガネがズレていないかのチェックポイントや、メガネがズレる原因、解決策について解説しています。
また「メガネが落ちてくるのは鼻が低いから?」という疑問について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
チェックポイント|メガネがズレていないか
メガネをかけたとき、正面から見たときに左右のバランスが悪くないか、レンズと目の位置に違和感を覚えないかなど、こちらではメガネのズレがないかのチェックポイントをまとめました。
- 正面から見たときに左右のバランスが悪い
- レンズと目の位置に違和感を覚える
- 下を向くとメガネがズレ落ちる
- 鼻パッドが浮いたり締め付けが強かったりする
- メガネをかけたときに耳がいたい
それぞれのチェックポイントについて、こちらでは詳しく解説していきます。
正面から見たときに左右のバランスが悪い
メガネを正面から見たときに左右のバランスが悪い場合、フレームが歪んでいる可能性が高いです。
左右の高さが異なると、視界が不安定になり、目の疲れや頭痛の原因になる場合もあります。
また、鼻パッドの位置がずれていると、片側だけが浮いたり、圧迫感を感じたりすることがあります。
レンズと目の位置に違和感を覚える
メガネをかけた際にレンズと目の位置に違和感を覚える場合、フィッティングが合っていない可能性があります。
理想的な位置は黒目がレンズの中央より約5mm上にある状態です。ズレていると視界が歪んだり、目の疲れや頭痛の原因になることがあります。
下を向くとメガネがズレ落ちる
メガネをかけた状態で下を向いたときにズレ落ちる場合、フレームの幅が広がっていたり、テンプルの調整が合っていない可能性があります。
耳の高さには個人差があるため、テンプルの曲げ位置やホールド感の角度が適切でないと、メガネがズレやすいです。
また、鼻パッドの高さや幅が合っていないと、正しくフィットせずズレが発生しやすくなります。
鼻パッドが浮いたり締め付けが強かったりする
鼻パッドが浮いたり締め付けが強すぎる場合、メガネのフィッティングが適切でない可能性があります。
浮いているとメガネが安定せず、ズレやすくなり視界が不安定です。一方、締め付けが強すぎると鼻に圧力がかかり、痛みや跡が残る場合があります。
メガネをかけたときに耳が痛い
メガネをかけたときに耳が痛くなるのは、テンプルの角度や長さが合っていないのが原因です。
テンプルがキツすぎると、耳の後ろを圧迫して痛みを引き起こします。また、フレームの歪みや鼻パッドの位置が適切でない場合も、耳への負担が増える恐れがあります。
メガネがズレる原因
メガネがズレる原因は、フィッティングがズレてきているか、メガネが変形したり劣化したりしているかです。また、汗や皮脂もメガネがズレる原因になります。
フィッティングがズレたりメガネが変形したりしている
メガネのフィッティングがズレてくると、装着時の安定感が失われ、視界が不安定になります。また、メガネが変形したり劣化すると、フィッティングが崩れてズレが起こりやすくなります。
これは、長期間使用することでフレームが歪んだり、ネジが緩んだりすることが原因です。
鼻パッドやテンプルの形状が変化すると、メガネがズレやすくなります。特に、片手での着脱や頻繁な調整を繰り返すと、フィッティングが崩れやすくなります。
汗や皮脂によるもの
汗や皮脂がメガネに付着すると、フレームや鼻パッドの摩擦力が低下し、ズレやすくなります。
特に暑い季節や運動時は、汗が流れやすく、メガネが滑り落ちる原因の元です。また、皮脂が蓄積すると鼻パッドが滑りやすくなり、フィット感が悪化することもあります。
定期的にメガネを清潔に保ち、汗や皮脂を拭き取ることで、快適な装着感を維持できます。
メガネと汗や皮脂については、こちらの記事でも詳しく解説しています!
購入時|メガネのズレを防止する方法
ズレを防止するためには、メガネを購入するときにしっかりとフィッティングすることが大切です。
フィッティングする際は、次のことを意識してください。
- 鼻パッドの位置
- レンズと目との距離
- レンズの角度
- レンズの高さ
- テンプル
鼻パッドの位置は、メガネを水平に保つために調整が必要です。左右の間隔が広すぎると、メガネがずり落ちる原因になります。
また、レンズと目の距離が適切でないと、度数を合わせても見え方に影響が出るので注意してください。
メガネを購入する際は、徹底的に試着して納得がいくまでフィッティングすることが、ズレを防止する方法になります。
メガネを作成する際の流れに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています!
購入後|メガネのズレを防止する方法
メガネ購入後にズレを防止するのは、3ヶ月に1回のペースでフィッティング調整をするのがおすすめです。
また、メガネを外すときは両手を使ったり、メガネケースにしっかりと保管したりと、取り扱い方についても気を付けましょう。
- 3ヶ月に1回はフィッティング調整をする
- メガネを外すときは両手を使う
- メガネケースにしっかりと保管する
- こまめにメガネを洗う
- 高温多湿を避ける
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3ヶ月に1回はフィッティング調整をする
メガネを購入した後は、3ヶ月に1度のペースでフィッティングを行うのがおすすめです。
メガネは毎日かけ続けることで、どうしてもフィッティングにズレが出てきます。そのためメガネ購入後も、メガネ店で定期的にフィッティングを行ってください。
また次の不調を感じたり、違和感を覚えたりしたら、メガネのフィッティング調整をするサインになります。
- 正面から見たときに左右のバランスが悪い
- レンズと目の位置に違和感を覚える
- 下を向くとメガネがズレ落ちる
- 鼻パッドが浮いたり締め付けが強かったりする
- メガネをかけたときに耳がいたい
メガネのフィッティングに関しては、こちらの記事でも詳しく解説しています!
メガネを外すときは両手を使う
メガネを外す際に、ついつい片手だけで外してしまうことはありませんか?実は、片手で外す行為はメガネがズレる原因になります。
テンプルが外側に広がったり、左右で力のかかり方のバランスが異なったりして、メガネがズレる原因になるのです。
そのため、メガネを外す際は必ず両手を使うようにしてください。
また、メガネを拭く際は、拭きたい側のレンズの上下をつまむように持って拭くようにしましょう。
テンプルを持ってメガネを拭くと、徐々にテンプルが歪んできてしまいます。
メガネケースにしっかりと保管する
メガネを外した後は、ちゃんとメガネケースに保管することでズレを防止できます。机の上に長い時間 メガネを放置すると、フレーム全体が徐々に歪んでくるからです。
また、メガネを置いた上からうっかり物を置いてしまうと、破損の原因になるかもしれません。
少しの時間だけメガネを外す場合は、メガネを逆さまにしてテンプルを開いたまま置くようにしてください。
こまめにメガネを洗う
顔の汗や皮脂などが原因で、メガネは汚れてきます。汚れがフレームの接合部やネジに付着したまま放置しておくことで、不具合の原因になります。
そのため、メガネはこまめに洗浄するようにしてください。特に鼻パッドは、常に鼻に触れているので、汗や皮脂汚れが多く付着しています。こまめに洗って清潔な状態をキープするようにしましょう。
メガネの洗浄に関しては、こちらの記事でも詳しく解説しています!
高温多湿を避ける
入浴中に読書をしたり、スマホなどで動画を見たりすることで、お風呂でメガネをかける人はいるでしょう。
しかし熱や湿気は、プラスチックのレンズや金属素材の劣化に繋がり、フレームが変形するリスクがあります。
そのため、入浴中にメガネをかける際は、古いメガネの着用がおすすめです。また、料理をする際は、蒸気にメガネが当たらないように注意しましょう。
メガネのずり落ち防止グッズ・知恵
メガネがズレたり、ずり落ちたりするのを防止するには、グッズを使うのがおすすめです。具体的には、シリコン製のカバーです。また、これは輪ゴムを巻きつけることで代用もできます。
シリコン製のカバー
メガネのツルにつける、シリコン製のカバーを使うと、メガネがズレるのを防止できます。
現在ではダイソーやセリアといった100均でも、「メガネストッパー」という名前で販売されているので、手軽に購入することができます。シリコン製のものが多く、耳への負担を軽減しながらフィット感を向上させます。
メガネがズレるときはもちろん、長時間の使用やスポーツ時に便利で、簡単に取り付けられるのが特徴です。
輪ゴムを使う
シリコン製のカバーがないときは、輪ゴムをメガネのツルに巻きつけて、フィッティング調整をする方法があります。
耳にかかる部分に輪ゴムを巻きつけると、滑り止めの効果が生まれて、メガネがズレにくくなります。
輪ゴムの本数を調整することでフィット感を調整でき、応急処置としても便利です。
見た目が気になる場合は、メガネのツルや髪色に近い輪ゴムを選ぶと、目立ちにくくなります。
疑問|鼻が低いとメガネが落ちてくるって本当?
鼻が低いと、メガネが落ちやすくなる場合があります。
鼻パッドがしっかりフィットしないと摩擦力が不足し、少しの動きでもズレやすくなるからです。また、ブリッジの幅が広すぎると鼻に密着せず、安定感が損なわれます。
これを防ぐためには、ノーズパッドのサイズを調整したり、フィット感の高いフレームを選ぶことが重要です。
特に「アジアンフィット」モデルは鼻が低い人向けに設計されており、ズレを軽減できます。
まとめ
フィッティングの調整やグッズの活用で、快適な装着感を維持できます。鼻パッドの調整やテンプルのフィット感を見直すことで、ズレを軽減してストレスなく過ごせます。
さらに、ズレ防止アイテムを活用することで、より安定した装着感を得ることが可能です。