眼精疲労の予防・症状の軽減には目を温める!効果や目を温める方法
現代ではスマホやパソコンの使用により、目を酷使しやすい環境にあります。
眼精疲労や緑内障といった病気は、加齢でなると言われていましたが、現在では目の酷使により若年層でも病気になりやすいです。
眼精疲労を防ぐには、目を温めてください。また、眼精疲労になったら医師に相談しますが、目を温めることで症状を軽減できます。
この記事では、目を温める効果から温める方法について解説していきます。
目を温めると眼精疲労の予防や症状の軽減になる
目を温めることで、眼精疲労の予防になったり症状を軽減できたりします。ここでは、眼精疲労の解説から、目を温めることの効果について解説していきます。
眼精疲労とは
眼精疲労とは、目を休めても疲れがとれない病気です。疲れ目が進行して眼精疲労になると、以下のような症状を感じるようになります。
- 視力の低下
- 目の充血
- 眼痛(目の奥が痛む)
- 瞼が痙攣する
- 頭痛
- 吐き気
- めまい
- 首や肩がこる
眼精疲労の原因は、スマホやパソコンの画面を長時間ながめることです。モニターを長時間ながめると、目の緊張状態が続いて毛様体筋に負担がかかります。
この状態が疲れ目に繋がり、最悪の場合は眼精疲労になります。また、睡眠不足や精神的なストレスをかかえるのも、眼精疲労の原因です。
目や体を休めれば疲れ目の段階で回復できますが、睡眠不足やストレスの蓄積が続くと、目も体も回復できずに眼精疲労になります。
疲れ目や眼精疲労に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
目を温めることの効果
疲れ目を感じたら、目を休めることで眼精疲労を予防できます。目を温めると、目の周りの血流が良くなるため、眼精疲労の予防に効果的です。毛様体筋の働きが戻り、目の疲労も軽減されます。
目はこまめに休めながら、同時に温めるのが効果的
眼精疲労も緑内障もドライアイも、目をこまめに休めるのが大切です。現代ではスマホやパソコン作業により、目を酷使しやすい環境にあります。
ゲームや動画視聴、資料作成などでスマホやパソコンを使用したときは、1時間に5分〜10分ほど目を休ませるようにしてください。
休息中に目や目の周りを温めることで、血流が改善されるので、目の病気を防ぐことができます。
目を温める方法
目を温めるには、ホットアイマスクや蒸しタオルを使う方法があります。
ホットアイマスク
目を温めるアイテムといえば、ホットアイマスクが頭に浮かぶと思います。ホットアイマスクには、使い捨てタイプや繰り返し使えるタイプ、充電タイプの3つがあります。
それぞれの特徴や活用シーンについて、以下の表にまとめたので参考にしてください。
種類 | 特徴 | 活用シーン |
使い捨てタイプ | ・使い捨てなので持ち運びに便利 ・香りの種類が豊富なので、好きな香りでリラックスできる | ・旅行や出張などの持ち運びに ・仕事の合間にリラックスしたいとき |
繰り返し使えるタイプ | ・電子レンジで温めて、繰り返し使える ・200〜300回ほど繰り返し使うことができる ・値段を考えるとコスパ的に良い | ・家で毎日 使いたい人向けに ・職場に電子レンジがあり、仕事の合間でリラックスしたいとき |
充電タイプ | ・充電タイプで半永久的に使える ・自分で温度や加熱時間を設定できる ・マッサージ機能付きのものもあり ・値段は3つの中だと高めになる | ・温める以外の付加価値を求めたい人 ・ホットアイマスクが好きで、これからもずっと使い続けたいとき |
ホットアイマスクは遮光性の高いものが多く、外部からの光を遮断してくれるので、睡眠の質が向上しやすいです。
ちょっとした光が気になって眠れない人は、睡眠時にホットアイマスクをすることで、眠りにつきやすくなります。
ホットアイマスクについては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
蒸しタオル
ホットアイマスクが無い場合は、蒸しタオルを作って目を温めてください。蒸しタオルの作り方は簡単です。
- タオルを濡らして固くしぼる
- 電子レンジ(600W)で40秒ほど加熱する
以上の方法で完成します。ホットアイマスクが無いときは、蒸しタオルを作って目を温めましょう。
また、目の周辺の血流が良くなることで、筋肉がほぐされるほか、新陳代謝の改善にも効果的です。眼精疲労が原因の頭痛や肩こりにも効果があるので、症状を軽減することができます。
目を温めるのは緑内障やドライアイにも効果的
目を温めることは、緑内障の予防やドライアイの改善にもなります。
緑内障の予防
緑内障を予防するには、目を温めるのが効果的です。緑内障は、眼圧の上昇で視神経が障害されて視野が欠損していき、最悪の場合は失明してしまいます。
目を温めると血流が良くなり、視神経や網膜の働きが改善されるので、緑内障を予防できます。
緑内障は、以前は加齢により40代以降になる病気とされていました。しかし、現在ではスマホやパソコンでの目の酷使により、20代でも発症する人が増えています。
緑内障の予防には眼精疲労と同様に、目をこまめに休めたり睡眠を十分にとったりすることが大切です。休息時に目を温めることで血流が良くなり、緑内障を予防できると言われています。
ドライアイの改善
スマホやパソコンの画面を長時間ながめることは、眼精疲労はもちろんドライアイになる可能性があります。これは、画面を長時間ながめることで、まばたきの回数が減り、目の水分が奪われるからです。
また、エアコンの乾いた風によって目が乾燥したり、コンタクトレンズを長時間使用したりすることも、ドライアイにつながります。
目を温めることは、ドライアイにも効果的です。目を温めることで脂の分泌が促され、眼球の表面を覆ってカバーしてくれます。涙の蒸発を防いでくれるので、ドライアイの予防になります。
ドライアイについては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてくださいね。
結膜炎などで目が充血したときは冷やす
目が充血したり炎症を起こしたりした場合、温めるのは逆効果です。この場合は、目を冷やして回復に努めてください。
目の充血の場合、温めるのは逆効果
寝不足や結膜炎などにより、目が充血した場合は目を冷やしてください。目の充血は、目の中の血管が膨張することによって起こります。炎症や充血している目を温めるのは逆効果で、冷やした方が効果的です。
目や目の周辺を冷やすことで、血管や筋肉は収縮して回復し、目を本来の調子に戻すことができます。ただし視神経症のある人は、逆効果になる可能性もあるので注意してください。
目を冷やす方法
目を冷やすには、濡れたハンカチやタオルで目頭を押さえるだけでOKです。また、保冷剤を巻くのも効果的で、室内であれば氷水を利用すると効果が上がります。
ただし、過剰に冷たいと刺激が強すぎるので、心地良いと感じる程度にしてください。また、冷やす時間は5分程度がおすすめです。5分以上冷やすと、痛みを感じる物質が停滞して、感覚が麻痺します。
まとめ
- 目を温めるのは眼精疲労・緑内障の予防、ドライアイの改善に効果的
- 目を酷使したら、こめまに休憩をとって目を温める
- 目を温めるには、ホットアイマスクや蒸しタオルが効果的
- 目が充血したときは、逆に目や目の周りを冷やす
現在ではスマホの画面をながめる時間が増え、仕事でもパソコンで作業する人が多いです。目を酷使しやすい環境の人は、こまめに休憩をとって目を温めるようにしてください。