アシストレンズは遠近両用のデメリットを解消!おすすめのメガネも紹介
現在ではスマホやパソコンは、プライベートや仕事において欠かせないアイテムです。個人差もありますが、現代人はスマホやパソコン、テレビの画面を1日で平均5時間見ていると言われています。
スマホに関しては、1日に80回も覗いていると言われており、この回数は将来的にさらに増える見込みです。
スマホの画面を長時間見ると、スマホ老眼のリスクが高くなり眼精疲労に繋がります。そこで、そんな現代社会におすすめしたいのが「アシストレンズ」というメガネです。
この記事では、アシストレンズの機能から遠近両用レンズとの違い、おすすめのアシストレンズについて解説していきます。
アシストレンズとは「遠方」と「手元」の距離が最適に見えるレンズ
アシストレンズは、「スマホレンズ」「スマホアシストレンズ」「アイアシストレンズ」とも呼び、スマホやタブレットを見る機会の多い、若年層に向けられたレンズです。
アシストレンズは、遠近両用レンズや中近レンズと同様の「累進レンズ」に分類されます。累進レンズとは、1枚のレンズで手元から遠距離まで見えるよう、複数の度数で構成されているレンズです。
アシストレンズは遠距離を見るのに最適で、なおかつスマホなどの手元のものを見るのにも最適なように作られています。
動画視聴やデスクワークに最適
アシストレンズは、以下の環境の人におすすめのレンズです。
- スマホやタブレットで頻繁に動画視聴をする人
- スマホやパソコンで頻繫にゲームをする人
- 仕事でパソコン作業をする人
- デスクワークが中心の人
このような人は、近い距離でモニターを見ている時間が長くなるため、ピントを合わせる筋肉(毛様体筋)の緊張状態が続き、スマホ老眼になりやすいです。
アシストレンズは、ピントを調整している毛様体筋の働きをレンズで補助して、目の疲れを軽減してくれます。
仕事でパソコンのモニターや手元を見ている時間が長く、今のメガネで近くを見るときに疲れるなと感じやすい人におすすめです。
遠近両用との違い
アシストレンズは遠近両用メガネと似ていますが、構造が少し異なります。スマホアシストレンズと遠近両用レンズの違いは、以下の画像をご覧ください。
【アシストレンズの構造】
【遠近両用レンズの構造】
画像から分かるように、アシストレンズは遠距離と近距離の度数で構成されています。遠距離の場合は遠距離と近距離に加え、中間の距離も含めた三段構造になっています。
遠近両用レンズに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
アシストレンズは遠近両用のデメリットを解消
アシストレンズは、遠近両用レンズで感じやすいデメリットを解消する造りになっています。遠近両用レンズのデメリットとして、「揺れや歪みを感じる」「視野が狭く感じられる」が挙げられます。
遠近両用メガネは、1枚のレンズで近距離・中距離・遠距離を見る三段構造になっており、それぞれ度数の差が大きいです。
どのような距離にも対応している反面、顔を動かしたときや視線を変えたときに揺れや歪みを感じやすく、また視野が狭く感じるのがデメリットと言われています。
その点、アシストレンズは二段構造で遠距離と近距離の幅が広く、度数の差も遠近両用レンズよりも感じにくいです。
そのためアシストレンズの方が、遠近両用レンズよりも視界の歪みや揺れなども少なく、視野の狭さも気になりにくいと言われています。
遠近両用レンズのデメリットに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
アシストレンズで「スマホ老眼」への対策を
現在ではスマホの画面を長時間見ることで、「スマホ老眼」と呼ばれる現象が若年層にも見られます。
スマホ老眼とは?
- スマホの画面を長時間見ることで、ピント機能が一時的に低下する症状
- スマホ老眼を放置すると目の疲れを感じやすくなる
- スマホ老眼が続くと眼精疲労を発症して、頭痛や肩こりに悩まされる
近くのものを見るときは、ピントを合わせようと目の筋肉(毛様体筋)が緊張状態になるため、以下の画像のような状態になります。
スマホで動画視聴やゲームをすると、画像のような緊張状態が長時間続いてスマホ老眼になります。
スマホ老眼になると、目の疲れを感じやすくなり、眼精疲労といった病気を発症するリスクが高くなります。
スマホ老眼に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
アシストレンズは「デジタルレンズ」がおすすめ
アシストレンズの中でもおすすめしたいのが、「デジタルレンズ」です。デジタルレンズとは、老舗メーカー「ZEISS(カールツァイス)」が開発したアシストレンズになります。
ZEISSのデジタルレンズは近距離や遠距離、そしてその中間のすべての距離に対応するよう、一人ひとりに合わせて設計されたレンズです。そのため、自分の生活習慣に合ったメガネを作ることができます。
また、極めて薄く軽いレンズ強度数でもお作りいただけるので、長時間かけても目や顔に負担がかからないのも魅力的です。
デジタルレンズに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。