メガネの知識

遠近両用メガネは運転時にかけてもOK!快適に運転できる理由

遠近両用メガネは、一本で近くと遠くの両方が見やすくなるメガネです。かけ替えの手間がいらず、生活の様々なシーンで使えるため人気ですが「一定の視力を保たなくてはならない車の運転時に着用しても良いのか」という疑問を持つ人も多いようです。


遠近両用メガネは運転中にもかけることが可能です。ただし、人によっては歪みを感じたり、運転しづらいと感じる場合もあるため、無理に装着することはおすすめできません。

この記事では、遠近両用メガネを運転時にかける際の注意点について解説します。

遠近両用メガネとは

遠近両用レンズとは、一枚のレンズに複数の度数があるレンズのことです。視線を落として手元を見るときなどは近くが見やすいようになっていて、まっすぐ前を見るときには遠くが見やすいようになっています。

スマホを触る機会が多い今の時代に、手元の視界と遠くの視界をどちらもサポートしてくれる「遠近両用メガネ」は、とても便利で人気があるタイプのメガネです。

遠近両用メガネは運転時にかけていてもOK

遠近両用メガネでの運転は、道路交通法上問題ありません。

車の運転時は基準以上の視力を保持しなくてはなりませんが、視力を補正する方法は定められていません。遠近両用メガネで視力を補正し運転することも可能です。

遠近両用メガネで運転するメリット

いつものメガネで運転できる

普段の生活で遠近両用メガネをかけている人にとって、車の運転時だけ別のメガネにかけ替えるのは手間でしょう。

「運転時はこれ」というメガネがある場合を除いて、かけ替えずにそのまま運転できる遠近両用メガネは便利です。

スマホやカーナビが見やすい

カーナビ搭載車を運転する場合、遠くの道の先を見たり、近くのカーナビを見たりと、見る場所を頻繁に切り替えることになります。遠近両用メガネなら、近くも遠くも見やすいため手元のカーナビを見やすいでしょう。

また、休憩中にスマホを見るときにメガネをかけ替える必要がないのもメリットです。

近づいてくる看板や標識がしっかり見える

老眼の場合に起こりうるのが「遠くにあったときはよく見えたのに近づくと見づらい」という状況です。

遠近両用メガネなら、近づいてくる標識や看板もしっかり視認することができます。

遠近両用メガネは、視野が狭くなったように感じることがあります。遠くを見る分にはあまり問題ありませんが、手元を見る際の視野が普通のメガネよりも狭く感じられるのです。

遠近両用メガネで運転する際は、視線を移す際の視界の揺れ、歪みにも注意してください。

運転を想定した遠近両用メガネを作る際のポイント

「遠近両用メガネで運転もしたい」という方は、次のポイントに気を付けると良いでしょう。

視界の邪魔にならないフレームを選ぶ

通常メガネのフレームはそこまで視界の妨げにはなりませんが、遠近両用メガネの場合、普通よりもやや視界が狭くなります。

フチなしタイプや天地幅の広いタイプのメガネを選ぶことで、視野の狭さが少し緩和されるでしょう。

顔の形に合うフレームを選ぶ

運転時は色々な距離のものを見るので、通常よりもメガネのフィット感が重要になってきます。

遠近両用レンズは一般的に視界の揺れや歪みを感じることがありますが、顔にしっかりとフィットしたフレームを選ぶことで、不快感が軽減されます。

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