遠近両用メガネをかけて運転するのは危険?運転する前に日常生活での使用を

運転中に遠くの標識やカーナビの画面、手元のメーターなどをスムーズに見たい方におすすめなのが「遠近両用メガネ」です。1本で遠くも近くもはっきりと見えるため、視線を移動させるだけで快適な視界を確保できます。
ただし遠近両用メガネは、1つのレンズに複数の度数で構成されているので、慣れるまでに時間がかかります。
見え方に慣れていないのに、運転でいきなり遠近両用メガネをかけると、事故を起こす恐れがあり危険です。
今回の記事では遠近両用メガネの仕組みから、運転で使用するメリットとデメリット、注意点について解説していきます。
目次
遠近両用メガネとは
遠近両用レンズとは画像のように、一枚のレンズに複数の度数があるレンズのことです。複数の度数で構成されているため、一本のメガネで近くと遠くをどちらも見られるようになっています。
たとえば、視線を落とすときは手元が見やすく、真っ直ぐ前を見るときには遠くが見やすい構成です。
スマホを触る機会が多い今の時代に、手元の視界と遠くの視界をどちらもサポートしてくれる「遠近両用メガネ」は、とても便利で人気があります。
遠近両用メガネについては、こちらの記事でも詳しく解説しています!
運転、免許更新に遠近両用メガネをかけても問題ない
運転や免許更新をする際に、遠近両用メガネをかけることは、法律上問題はありません。運転の適性試験については視力、色覚、深視力、聴力、運動能力の5つが定められています。
普通免許を取得、また更新する際は「両眼で0.7以上、かつ、一眼でそれぞれ0.3以上」であれば大丈夫です。
視力矯正については制限がなく、コンタクトレンズや近視矯正のメガネ、遠近両用メガネを使用しても、特に問題はありません。
運転で遠近両用メガネをかけるメリット
遠近両用メガネで運転するメリットは、次の3つです。
- いつものメガネで運転できる
- スマホやカーナビが見やすい
- 近づいてくる看板や標識がしっかり見える
いつものメガネで運転できる
普段の生活で遠近両用メガネをかけている人にとって、車の運転時だけ別のメガネにかけ替えるのは手間でしょう。
「運転時はこれ」というメガネがある場合を除いて、かけ替えずにそのまま運転できる遠近両用メガネは便利です。
スマホやカーナビが見やすい
カーナビ搭載車を運転する場合、遠くの道の先を見たり、近くのカーナビを見たりと、見る場所を頻繁に切り替えることになります。
遠近両用メガネなら、近くも遠くも見やすいため手元のカーナビを見やすいでしょう。また、休憩中にスマホを見るときにメガネをかけ替える必要がないのもメリットです。
近づいてくる看板や標識がしっかり見える
老眼の場合に起こりうるのが「遠くにあったときはよく見えたのに近づくと見づらい」という状況です。
遠近両用メガネなら、近づいてくる標識や看板もしっかり視認することができます。
遠近両用メガネは、視野が狭くなったように感じることがあります。遠くを見る分にはあまり問題ありませんが、手元を見る際の視野が普通のメガネよりも狭く感じられるのです。
遠近両用メガネで運転する際は、視線を移す際の視界の揺れ、歪みにも注意してください。
運転で遠近両用メガネをかけるデメリット
運転で遠近両用メガネをかけるデメリットは、視野が狭く揺れや歪みを感じること、慣れるまでに時間がかかることです。
視野が狭く、揺れや歪みを感じる
遠近両用メガネは、レンズの上部に遠くを見るための度数が設定されているため、手元を見る際に視野が狭く感じられることがあります。
また、1枚のレンズに異なる度数が設定されているため、顔を動かしたときや視点を変えたときに、揺れや歪みを感じる可能性があります。
慣れるまでに時間がかかる
遠近両用メガネは、1枚のレンズに異なる度数が設定されているため、慣れるまでに時間がかかります。最初は度数の切り替わりに慣れず、眼が疲れやすく感じます。
そのため遠近両用のメガネの見え方に慣れてから、運転に使用するのがおすすめです。
【運転用】遠近両用メガネの選び方

「遠近両用メガネで運転もしたい」という方は、次のポイントに気を付けると良いでしょう。
縦幅(天地幅)が広いフレームを選ぶ
通常メガネのフレームはそこまで視界の妨げにはなりませんが、遠近両用メガネの場合、普通よりもやや視界が狭くなります。
そのため、縦幅(天地幅)の広いタイプのフレームにすると、視野の狭さが少し緩和されるでしょう。また、フチのないリムタイプのフレームを選ぶのもおすすめです。
顔の形に合うフレームを選ぶ
運転時は色々な距離のものを見るので、通常よりもメガネのフィット感が重要になってきます。
遠近両用レンズは一般的に視界の揺れや歪みを感じることがありますが、顔にしっかりとフィットしたフレームを選ぶことで、不快感が軽減されます。
【注意】日常生活に慣れてから運転で使用する
前述でも解説しましたが、遠近両用メガネは見え方に慣れるまで時間がかかります。そのため、運転でいきなり使用する前に、必ず日常生活で慣れてから使用するようにしてください。
まずはデスク作業や家事、そして屋外でかけていき、遠近両用メガネの視界に慣れてから、運転で使用しましょう。遠近両用メガネに慣れるまでの期間は、2週間〜1ヶ月ほどが必要です。
まとめ
遠近両用メガネは運転中にもかけることが可能です。ただし慣れていないと、かけたときに歪みを感じたり、運転しづらいと感じる恐れがあり危険です。
運転で遠近両用メガネを使用するには、まず日常生活に慣れてからにしてください。