メガネの知識

バイク用サングラスの選び方|防風、レンズカラーについて

バイクの走行中、視界確保と目の保護に欠かせないのがサングラスです。強い日差しや風、ホコリから目を守り、快適で安全なライディングをサポートします。

レンズの種類やフレームの形状によって機能性も大きく異なるため、自分の走行スタイルに合った一本を選ぶことが大切です。

今回の記事では、バイクの運転にサングラスが必要な理由を中心に、バイク用サングラスを選ぶ際のポイントについて解説していきます。

バイクの運転にサングラスが必要な理由

バイクの運転にサングラスが必要な理由は、眩しい光をカットしたり、風や小さなホコリから目を守ったりするためです。

眩しい光をカットするため

バイクの運転中は、直射日光や路面の反射光が視界を妨げ、判断力の低下や事故の原因になります。

サングラスはこれらの眩しさを軽減し、視界をクリアに保つことで安全性を高めるのに効果的です。

特に偏光レンズやUVカット機能付きのものは、反射光や紫外線から目を守る効果があり、快適なライディングをサポートします。

風や小さなホコリから目を守るため

バイク走行中は風や小さなホコリ、虫などが目に入りやすく、視界の妨げや目のトラブルの原因になります。

サングラスはこれらの異物から目を守り、乾燥や刺激を防ぐのに効果的です。顔にフィットする防風設計のものを選べば、快適で安全なライディングができるようになります。

バイク用サングラスの選び方①バイク用サングラスはヘルメットとの相性を確認する

バイク用サングラスを選ぶ際は、手持ちのヘルメットとの相性を必ず確認してください。

ヘルメットと合わないと、サングラスの着脱がしにくくなったり、圧迫感で長時間の使用が不快になることもあります。

テンプル(つる)の形状や厚み、レンズのカーブがヘルメット内に収まるかが重要です。

ストレートで薄めのテンプルや、顔に沿うハイカーブレンズのモデルは、フィット感が良く快適に使えます。

安全性と快適性を両立させるためにも、事前の相性チェックは欠かせません。

バイク用サングラスの選び方②防風や防塵、風の巻き込みを防ぐには?

バイク用サングラスの選び方、防風や防塵、風の巻き込みを防ぐには?

防風・防塵を重視したり、風の巻き込みを防いだりしたいなら、ゴーグルタイプやガスケットタイプのサングラスがおすすめです。

ゴーグルタイプのサングラスとは?

ゴーグルタイプのサングラスは密着性が高く、走行中の風や砂ぼこり、虫の侵入をしっかり防ぎます。

高速走行や未舗装路でのライディングでは、視界の確保と目の保護が重要です。

クッションパッド付きのモデルなら、長時間の装着でも快適で、ヘルメットとの相性も良好。安全性と快適性を両立したいライダーに最適な選択肢です

ガスケットタイプのサングラスとは?

ガスケットタイプのサングラスは、フレーム内側にクッション素材が付いており、風の侵入を物理的にブロックできます。

特にジェットヘルメット使用時に効果的で、長時間のライディングでも快適な視界を保つのに効果的です。

バイク走行中の風の巻き込みは、目の乾燥や異物混入の原因となり、視界の妨げにもなります。これを防ぐには、顔に密着するガスケットタイプのサングラスがおすすめです。

バイク用サングラスの選び方③レンズカラーはグレー系やイエロー系がおすすめ

バイク用サングラスの選び方、レンズカラー

バイク用サングラスのレンズカラーは、グレー系やイエロー系がおすすめです。

グレー系サングラスの特徴とは?

グレー系のサングラスは、色味の変化が少なく自然な視界を保てるのが特徴です。

眩しさをしっかり抑えつつ、景色の色合いをほぼそのままに見ることができます。また、長時間のライディングでも、目が疲れにくいのが利点です。晴天時の強い日差しにも対応しやすく、日中のツーリングに適しています。

見た目もクールでスタイリッシュな印象を与えるため、機能性とデザイン性を両立したいライダーにおすすめのレンズカラーです。

イエロー系サングラスの特徴とは?

イエロー系サングラスは、視界を明るく保ちながらコントラストを強調する特性があります。そのため曇天や夕方、夜間走行時にかけるのが効果的です。

暗い環境でも路面の凹凸や障害物を認識しやすくなるため、安全性が向上します。また、色味が柔らかく目に優しいため、長時間の使用でも疲れにくいのが魅力的です。

日中の強い日差しには不向きですが、光量の少ないシーンでの視認性を高めたいライダーにおすすめのレンズカラーです。

バイク用サングラスの選び方④偏光レンズや調光レンズについて

バイク用サングラスを購入する際は、偏光レンズや調光レンズといった機能面にも注目してください。

偏光レンズは昼間や長距離走行の際におすすめ

バイク用サングラスの選び方、偏光レンズ

偏光レンズは、路面や車体からの反射光を効果的にカットし、視界をクリアに保つのが特徴です。

特に日差しの強い昼間や、長時間のツーリングでは目の疲労を軽減し、安全運転に貢献します。

乱反射によるギラつきを抑えることで、標識や路面の状況も見やすくなり、集中力の維持にも効果的です。

紫外線カット機能も備えているものが多く、目の健康を守る点でも優れています。

偏光レンズでの運転については、こちらの記事でも詳しく解説しています!

調光レンズは昼夜・季節を問わず使用したいときにおすすめ

バイク用サングラスの選び方、調光レンズ

昼夜・季節を問わず使用したい人は、調光レンズに使用を検討しましょう。

調光レンズは、紫外線の量に応じてレンズの濃さが自動で変化するため、昼夜や季節を問わず快適に使えるのが魅力です。

日中は濃い色で眩しさや紫外線をカットし、夜間や曇天時にはクリアに近い視界を確保できます。

バイク走行中にサングラスを付け外しする手間が省けるため、ツーリングや通勤など幅広いシーンで活躍します。一本で多様な環境に対応したい方におすすめのレンズです。

調光レンズについては、こちらの記事でも詳しく解説しています!

バイク用サングラスの選び方⑤メガネユーザーはオーバーサングラスを使用する

メガネをかけたままバイクに乗る方には、オーバーサングラスの使用がおすすめです。

これはメガネの上から装着できるサングラスで、視力補正を維持しながら眩しさや風、ホコリから目を守れます。また度付きサングラスよりも、手軽でコストを抑えることができます。

顔との隙間が少ない設計のものを選べば、風の巻き込みも軽減され、快適なライディングが可能です。

デザインやフィット感にもこだわって選ぶと、より安全でスタイリッシュに走行できます。

オーバーサングラスについては、こちらの記事でも詳しく解説しています!

まとめ

バイク用サングラスを選ぶ際のポイントは、次の3つのポイントを押さえておきましょう。

  • ヘルメットとの相性を確認する
  • 防風や防塵、風の巻き込みを防ぐには、ゴーグルタイプやガスケットタイプがおすすめ
  • レンズカラーはグレー系やイエロー系がおすすめ

機能面で言えば、偏光レンズや調光レンズを選ぶのもおすすめです。メガネユーザーの場合は、オーバーサングラスをかけるのが良いでしょう。

一覧へ戻る

関連記事