遠近両用メガネで後悔しないために!失敗しない遠近両用メガネの選び方を解説

遠近両用メガネとは、一枚のレンズに遠くを見るための度数と近くを見るための度数が設定されているメガネのことです。
遠近両用メガネは、まっすぐ前を見るときはレンズの上部に設定されている度数が活用されます。
逆に、手元を見るときは視線が下がるので、レンズ下部に設定されている、近くを見るための度数が活用されます。
近くも遠くも1つのレンズでクリアに見えるため、1つ2役のレンズと言えるでしょう。
しかし、正しい視力測定と十分な見え方の確認を行わないと、購入が失敗に終わる場合があります。
この記事では、遠近両用メガネが失敗に感じる理由と、購入に失敗しないためのポイントについて紹介します。
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目次
遠近両用メガネで後悔した、と感じるのは何故?
「遠近両用メガネが失敗したかも?」と感じる理由は、次の3つが考えられます。
【遠近両用メガネが失敗に感じる理由】
- 目が疲れる
- 視野が狭く感じる
- ものが見えづらい(揺れや歪みを感じる)
目が疲れる
遠近両用メガネは、レンズの中の一部分でしかピントが合いません。そのため、顔の向きが少し不自然になり首に負担がかかるため、目が疲れることがあります。
また、次項の「視野が狭く感じる」「ものが見えづらい」といったことも、目が疲れる原因になるでしょう。
視界が狭く感じる
遠近両用メガネは、レンズの上部に遠くを見るための度数が設定されています。そのため。手元を見る際に視野が狭く感じられることがあります。
手元を見る時間が長い人にとっては、遠近両用メガネではない単一焦点のメガネを、普段用にしたほうが快適な場合もあります。
ものが見づらい(揺れや歪みを感じる)
遠近両用メガネは、1枚のレンズで近くと遠くを見るため、異なる度数がそれぞれ設定されています。
そのため、顔を動かしたときや視点を変えたときに揺れや歪みを感じて、ものが見えづらく感じることがあるでしょう。
かけ続ければ慣れてきますが、どうしても気になる場合は、購入した店舗に相談してみてください。
遠近両用メガネは慣れるまでに2週間~1ヶ月程度の期間が必要
前提として、遠近両用メガネに慣れるまでには、ある程度の期間がかかります。遠近両用メガネに慣れるまでの期間は個人差がありますが、一般的には2週間から1ヶ月程度が目安です。
そのため遠近両用メガネに慣れる前に「目が疲れたり、ものが見づらかったりするから後悔した!」と思うのは、時期尚早と言えます。
遠近両用メガネに慣れるためには、毎日継続して使用することが大切です。最初は室内で短時間から始め、徐々に使用時間を延ばすと違和感が軽減されます。
視線の使い方や頭の動かし方を意識して練習することで、スムーズに適応できます。慣れない場合は、度数やフィッティングの見直しを店舗で相談するのも有効です。
失敗しない遠近両用メガネの選び方・使い方
遠近両用メガネで失敗しないためには、フレーム選びと使い方の工夫が重要です。
縦幅が広いフレームを選ぶことで、レンズ内の度数変化が緩やかになり、歪みや揺れを抑えやすくなります。
また、遠くを見る際は顎を引いてレンズ上部を使い、近くを見るときは視線だけを下げて下部を使うなど、正しい見方を身につけることが快適な使用につながります。
老眼初期から使い始めると、慣れやすく違和感も少なく済みます。
遠近両用メガネの選び方については、こちらの記事でも詳しく解説しています!
遠近両用メガネで失敗しないためのお店選び
遠近両用メガネは、正しい視力測定と十分な見え方の確認をしなければ、失敗に終わってしまうことがあります。
遠近両用メガネで失敗しないためには、次の2点を押さえておきましょう。
- 正しい視力測定と十分な見え方の確認をしてくれるお店での購入する
- お店のアフターケアを確認する
正しい視力測定と十分な見え方の確認をしてくれるお店での購入
遠近両用メガネを購入する際は、正しい視力測定と十分な見え方の確認を、入念に行ってください。
【遠近両用メガネの構造】
遠近両用メガネは上記のイラストのように、一つのレンズで見える用途が3層になっています。
そのため、少し幅の大きなレンズを選ぶべきで、自分の顔に合うレンズを選択するには、見え方を十分に確認する必要があります。
また、度数が強くなるほど、ランクが上の遠近両用メガネを選ぶ方がベターなので、正しい視力測定をしなければいけません。
こういった理由から、正しい視力測定をしながら、見え方を含めて入念にフィッティングをしてくれる店舗での購入をおすすめします。
お店のアフターケアを確認する
遠近両用メガネを安心して使い続けるには、購入後のアフターケアが充実している店舗を選ぶことが重要です。
定期的なフィッティングや視力測定、レンズ交換保証などが整っていると、見え方の違和感やフレームのズレにも柔軟に対応できます。
特に遠近両用は慣れが必要なため、調整や相談が気軽にできる環境があると安心です。
購入前に保証内容やサービスの詳細を確認しておくと、後悔のない選択につながります。
遠近両用メガネの前にアシストレンズを試してみるのもおすすめ
遠近両用メガネをかける前に、アシストレンズを試してみるのもおすすめです。
遠近両用メガネは、遠・中・近距離を三段階で補正する構造になっています。アシストレンズは遠・近の二段構造で、近くを見る際の目の負担を軽減する設計が特徴です。
アシストレンズは、スマホやPCなど近くを見る際の目の負担を軽減するレンズで、遠くも見やすい構造になっています。
具体的な見え方については、次の画像を参考にしてください。
「クリアゾーン」遠くがはっきり見える度数
「デジタルゾーン」手元がはっきりと見える度数
アシストレンズについては、こちらの記事でも詳しく解説しています!
まとめ
遠近両用メガネは、1本で近距離・中距離・遠距離まで見える万能なレンズです。しかし、慣れるまでには時間がかかり、最初は目が疲れたり、ものが見づらかったりする場合があります。
そのため、慣れる前に「失敗した!後悔した!」と決めつけるのは早いです。慣れるまでには、2週間〜1ヶ月ほど遠近両用メガネをかけ続けましょう。
どうしても慣れない場合は、購入したメガネ店に相談して、フィッテング等について見直してみてください。