メガネが壊れた場合の応急処置|自分でできる緊急時の応急処置を解説
どこかに衝突したり落としたりして、メガネが壊れる場合があります。壊そうと思ってメガネを壊す人はいませんが、トラブルによってメガネが壊れた場合、何かしらの対処が必要です。
メガネが壊れたら早急にメガネ店に持ち込むのがベストですが、すぐにお店に足を運べないケースがあります。その際は応急処置をして、時間をしのいでからお店にメガネを持ち込みましょう。
この記事では、メガネが壊れた場合の応急処置について、NGな直し方から壊れ方別の対処法について解説していきます。
目次
【絶対ダメ】アロンアルファなど接着剤を使ったメガネの応急処置はNG
フレームが折れたり、曲がったり歪んだりしたなど、メガネの壊れ方にも色々ありますが、アロンアルファなど接着剤を使った修理は絶対にNGです。
瞬間接着剤を使っても、パーツが真っすぐくっつかなかったり繋ぎ目が目立ったりして、綺麗な状態に戻ることはありません。また、レンズに接着剤が付着してしまうと汚れになり、綺麗に取れることないです。
基本的には、メガネが壊れたら早急に店舗に持ち込むのがおすすめ
メガネが壊れたら、すぐに店舗に相談するのがおすすめです。修理に慣れていない人が無理に自分で直そうとすると、却って状態が酷くなる可能性があります。
また、メガネの修理には2週間以上の時間がかかることがありますし、修理するよりも新しいメガネに買い替えた方が安く済む場合があります。高級な素材だったり、ヴィンテージメガネの場合は、修理して長く使いたい人もいると思います。
人によって修理か買い替えかは分かれるので、メガネのプロに状態を確認してもらってから対応するのがベストです。メガネが壊れたら、できるだけ早く店舗に相談してください。
メガネの修理ができるパターン、できないパターン
メガネの壊れ方にも様々ありますが、店舗に持ち込んでも修理できるパターンと修理できないパターンがあります。
メガネの修理ができるパターン |
・レンズが外れた ・フレームが曲がった ・丁番が壊れた ・金属メタルの鼻パッドが取れた |
メガネの修理ができないパターン |
・レンズの破損(ヒビ割れなど) ・レンズのコーティング剥がれ ・フレームが折れたり亀裂が入ったりした |
修理ができるパターンも壊れ方にもよりますが、直る可能性があります。レンズが外れたり曲がったりしたら、まずは店舗に持ち込みましょう。
レンズの破損は、修理ができないと思ってください。この場合は、新しいメガネに買い替えましょう。
メガネの修理ができるパターン、できないパターンについては、こちらの記事でも詳しく解説しています!
Glass Factory|メガネをメガネを修理できる、修理できないのよくある問い合わせ
【緊急時】メガネが壊れた際に応急処置がいる場面
メガネが壊れたら店舗に持ち込むのが基本ですが、応急処置が必要な場面もあります。それが、以下のようなケースです。
- 出張や旅行などの出先で、メガネが壊れた
- 地震や台風などの災害で、メガネが壊れた
- 夜中にメガネが壊れて、替えのメガネもない
出張や旅行など、場所や状況によってはすぐにメガネ店に足を運ぶのは難しいです。
また、メガネ店の営業時間外の夜中で、替えのメガネがない場合は応急処置をして、壊れたメガネで場をしのぐケースが出てきます。
このようなケースの場合は、応急処置をしてメガネを使わなければいけません。
メガネが壊れた場合の応急処置
メガネが壊れた場合の応急処置ですが、壊れ方によって対応が異なります。
- メガネフレームが折れた
- テンプルが曲がったり歪んだりした
- メガネのレンズが外れた
- メガネのネジが外れた
こちらでは、それぞれの応急処置について詳しく解説していきます。
メガネフレームが折れた場合の応急処置
メガネフレームが折れた場合の応急処置は、以下の2つの方法があります。
- クリップを伸ばして、壊れた箇所に巻き付ける
- 壊れた箇所に、添え木をしてテープで巻く
クリップを使った応急処置は、まずクリップを真っ直ぐ伸ばして、折れた箇所にグルグルと巻きつけて固定します。1〜2本使って、補強するように重ねて巻き付けましょう。フレームやレンズを傷つけないよう、注意して作業してください。
添え木を使った応急処置ですが、爪楊枝の尖っている部分を切ったものを折れた箇所に添えて、その上からテープを巻きつけてください。セロハンテープはもちろん、マスキングテープを使っても大丈夫です。
メガネフレームが折れた場合の対処については、こちらの記事でも詳しく解説しています!
テンプルが曲がったり歪んだりした場合の応急処置
テンプルが曲がったり歪んだりしたら、まずは、38℃前後のぬるま湯に1分ほど浸けて温めてください。
その後、軽く力を入れてゆっくりと元の位置に戻るまで曲げていきます。力を入れすぎると、テンプルが折れる危険性があるので焦らないことです。メガネを支えるくらいの軽い感覚で持って、弱い力で曲がった箇所を元通りにしていきます。
テンプルが曲がったり歪んだりした場合の応急処置については、こちらの記事でも詳しく解説しています!
メガネのレンズが外れた場合の応急処置
メガネのレンズが外れた場合の応急処置は、フレームの素材によって対処が異なります。
セルフレーム(プラスチック素材)の場合は、レンズをフレームの溝に合わせてハメこみます。リムの上側からレンズを入れてから、鼻側から外回りに少しずつ押し込んでいくとハマりやすいです。
メタルフレーム(金属素材)の場合は、ネジの緩みによりレンズが外れることが多いです。そのため専用のドライバーを使って、ネジを締め直してください。
メガネのレンズが外れた場合の応急処置については、こちらの記事でも詳しく解説しています!
メガネのネジが外れた
メガネのネジが外れたら、鼻パッドの場合の応急処置は難しいですが、テンプルの場合は爪楊枝を使って、以下の方法で応急処置をすることができます。
- 爪楊枝を差してグラつかない程度にヒンジが稼働できたら、テコの原理で爪楊枝の上部分を折る
- ネジ穴に糸を何度も巻いて固定する
- 輪ゴムを巻いて固定する
メガネのネジが外れた場合の応急処置については、こちらの記事でも詳しく解説しています!
緊急時のための予備のメガネを持つのがおすすめ
メガネがいつ壊れても大丈夫なように、予備のメガネを1本持っておくのがおすすめです。
レンズの度数に大きな差がなかったり、フィッティングに問題がなかったりすれば、古いメガネを予備用として使いましょう。
自宅のすぐに手が届く場所や、災害に備えて防災リュックに予備のメガネを保管しておくのがおすすめです。