メガネの知識

メガネが必要な視力は?見えづらさを感じたら早めの視力矯正を

「目が悪くなったらメガネをかける」といいますが、具体的にどれくらいの視力でかけ始めるべきなのか知っている方は少ないのではないでしょうか。

また、視力低下を感じているものの「メガネをかけると、さらに目が悪くなるのでは?」と不安になる方がいますが、メガネをかけることで目が悪くなることはありません。見えづらさを感じたら早めの視力矯正がおすすめです。

視力矯正の目安は「0.6以下」

視力矯正が必要になる目安は「0.6以下」といわれています。視力による見え方とメガネが必要な状況については、下の表にまとめたので参考にしてください。

1,0以上「健常視力」と呼ばれ、日常生活では問題なく見えるためメガネは必要ありません。
0.9~0.7教室のどこからでも黒板の文字が見えますが、遠くの文字がにじむなど、人によっては見えにくいと感じることがあります。メガネの必要はありませんが、見え方が気になる場合は医者で目の状態を確認してもらいましょう。
0.6~0.3席によっては、黒板やホワイトボードの文字が見えにくいことがあります。「見えづらい」と感じることがあれば、メガネの購入をおすすめします。運転免許の場合は両目の視力が0.6以下だと、メガネやコンタクトが必須です。
0.2以下メガネやコンタクトを常用しましょう。裸眼でものが見えない状態で、最前列の席でも黒板の文字が見えにくい視力です。

視力が0.6を下回って「見えづらい」と感じる機会が多くなれば、メガネの購入を考えましょう。

視力は同じでも生活の中での見え方には差があるので、例えば「職場や学校のときだけメガネをかけて、それ以外は裸眼にする」など、ライフスタイルに合わせて使い分けるのも良いです。

ちなみに、メガネをかけたときは「視力が1.0〜1.2になるのがベスト」と、いわれています。視力を高く設定し過ぎるとかえってストレスになり、疲れ目や眼精疲労になりやすいです。

視力が「0.2以下」の場合はすぐにメガネの購入を

視力が0.2以下になったら、すぐにメガネを購入しましょう。視力矯正をせず問題なく日常生活を送れる視力は0.3まで、といわれています。学校でいえば黒板の文字がかなり見えづらくなり、運転免許でいえば視力矯正をしなければいけない基準です。

メガネをかけると視力が落ちるって本当?

結論からいうと、メガネをかけたことが原因で視力が落ちることはありません。視力が低下する大きな原因は「生活習慣」です。

視力が落ちるのは「生活習慣」が大きな原因

現代社会は目を酷使しやすい環境にあり、それが生活習慣となって視力低下を招いています。

【目を酷使する生活習慣】

  • スマホの普及による長時間のゲームや動画視聴
  • 仕事での長時間に及ぶパソコン作業
  • ストレスや運動不足による呼吸の浅さ
  • 食生活の乱れ

最近は、子どもが外で遊ぶ機会が減ったと言われています。手元でスマホやタブレットの画面を見ている時間が長く、遠くの景色を見るケースが減り、近視になりやすい環境です。

またストレスや運動不足によって呼吸が浅くなると、視力低下につながるともいわれています。さらに、偏食などで食生活が乱れると、急激な視力低下を引き起こす可能性もあります。

「メガネをかけると目が悪くなる」と思うのは何故?

昔は「視力矯正をすると近視が進むので、矯正を弱めにする」というのが一般的でした。しかし、これはかえって近視を進行させる原因になるので、現在では早めにしっかりと視力矯正をするのが良いとされています。

それ以外にも「メガネをかけると目が悪くなる」といわれる原因は以下の2つが考えられます。

  • メガネを外したときに感じる視界のギャップ
  • フィッティングのズレで見え方が変わる

メガネをかけた状態に慣れると、メガネを外したときに視界の差異を感じやすいです。そのため、メガネをかける前よりも、メガネを外したあとの方が目が悪くなったように感じる、といった勘違いが起こります。

またメガネは長い間かけていると、フィッティングが徐々にズレてきます。フィッティングがズレると見え方に影響が出て、放置したままだと視力低下に繋がります。メガネを購入したあとも、3ヶ月に1回はメガネ店でフィッティング調整を行うのがおすすめです。

メガネ選びで知っておきたいポイント

はじめてメガネを作る人のために、ここではメガネ選びで知っておきたいポイントを解説します。

メガネ作りの流れ

現在では視力測定を行っているメガネ店が多いため、店舗に行けばスムーズにメガネを作れます。

ちなみに処方箋があればネットでもメガネを購入できますが、初めての場合は実際の店舗に足を運ぶのがおすすめです

実際に店舗でメガネを試着した方が、自分に似合うフレームを選べます。また視力測定をしても、フィッティングが合っていないと見え方に影響が出るため、店舗でしっかりとフィッティング調整をしてもらうのが重要です。

メガネを作る際の流れに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

お店選びについて

予算に余裕がある場合なら、しっかりとパーソナライズされたメガネを提供してくれるお店でメガネを作ることをおすすめします。特にメガネレンズは、安価なものもありますが、精度の高い調整を行ったレンズとそうでないレンズとでは見え方が大きく変わってくるからです。

Glass Factoryでは、ドイツ式の最先端の視力検査で上下左右の視線のズレまで正確に測定し、一人一人の目の状態に合ったメガネを作成しています。

お店選びに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

まとめ

視力が0.6以下になって見えづらさを感じるようになると、メガネの使用を検討するタイミングです。視力が0.2以下になった場合は、すぐにメガネを購入してください。

メガネをかけることで、目が悪くなることはありません。むしろ早めにしっかりと視力矯正をすることで近視の進行を抑えることができます。

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