メガネの知識

メガネのレンズに傷がついた!対処法はレンズの交換がおすすめ

メガネレンズの傷は、視界の妨げになるだけでなく、見た目の印象やメガネの寿命にも影響を与えます。

うっかり落としたり、レンズを拭く際の摩擦で細かい傷がついてしまうことも少なくありません。

今回の記事では、メガネのレンズに傷がつく原因や、傷を防ぐための正しいお手入れ方法、傷がついてしまった場合の対処法について詳しく解説します。

大切なメガネを長く快適に使うために、ぜひ参考にしてください。

メガネのレンズに傷がつく主な原因

メガネのレンズに傷がつく主な原因

メガネのレンズに傷がつく主な原因として、異物が付着したままレンズを拭くことや、メガネをかけたままサウナに入ることが挙げられます。

  • 異物が付着したままレンズを拭く
  • メガネを落としたりぶつけたりする
  • メガネをかけたままサウナに入る

異物が付着したままレンズを拭く

レンズの表面には、気付かないうちにホコリやチリなど、目に見えない異物が付着している場合があります。

このような細かい異物が付着したまま、メガネクロスでレンズを拭くと、ゴミの粒子が擦れてレンズに傷がついてしまいます。

レンズの表面に、細かいホコリやチリなどが付着しているようでしたら、水洗いしてからレンズを拭きましょう。

また、ゴシゴシと力を入れて拭くとレンズに傷がつく場合があるので、メガネクロスで拭く場合は優しく磨いてください。

メガネを落としたりぶつけたりする

メガネを落としたりぶつけたりすると、レンズに傷がつく恐れがあります。打ちどころが悪いと、レンズに傷がつく場合があるので気を付けてください。

メガネをかけたままサウナに入る

メガネをかけたままサウナに入ると、レンズにひび割れができる恐れがあります。メガネのレンズは、熱に弱いです。

表面のコーティングがプラスチックレンズの膨張についていけず、コーティングが引っ張られてレンズに細かいひびが入ってしまいます。

メガネをかけてのサウナはNG!については、こちらの記事でも詳しく解説していきます。

メガネのレンズについた傷は消せない

メガネのレンズについた傷を、元通りにすることは難しいです。

傷の修復とは「周囲ごと研磨して傷を目立たなくすること」ですが、メガネのレンズには特殊なコーティングが施されているため、研磨することでコーティングやレンズそのものが削れてしまいます。

研磨ができない以上、メガネのレンズについた傷を完全に消すことはむずかしいのです。

【対処法】傷がついたらレンズの交換を

レンズの傷を完全に修復することができない以上、抜本的な解決方法はレンズを交換することです。

ずっと使っているメガネであれば、レンズ自体も劣化している可能性があるため、レンズ交換することで快適な視界を手に入れられるかもしれません。

レンズ交換の相場はメガネ店によって幅がありますが、フレームはそのままでレンズの性能を変更したり、カラーレンズやブルーライトカットレンズなど機能性レンズに変更することも可能です。

【予防】レンズに傷ができるのを防ぐメガネの取り扱い方法

レンズに傷ができるのを防ぐ、メガネの取り扱い方法は次の6つです。

  • 水洗いをしてからレンズを拭く
  • メガネクロス以外でレンズを拭かない
  • メガネを熱に晒さない
  • レンズに直接手で触れない
  • メガネを置くときはレンズを上向きにする
  • バッグやポケットにメガネを入れる際はケースにしまう

水洗いをしてからレンズを拭く

異物が付着したままレンズを拭くと、傷ができる原因になります。そのためレンズの汚れを取る際は、水洗いをしてください。

水洗いでホコリやチリを落とした後は、タオルでトントンと優しく水気を取って、メガネクロスでレンズを拭きましょう。

メガネクロス以外でレンズを拭かない

レンズを拭く際は、メガネクロス以外のものでは、極力レンズを拭かないようにしてください。

ティッシュや洋服など、目の粗い生地で拭くのはNGです。タオルも生地の目が粗いと、レンズを傷付けてしまう恐れがあります。

メガネを熱に晒さない

メガネのレンズは、熱に弱いです。熱で表面のコーティングが収縮してしまい、ひび割れの原因になります。

そのため、メガネをかけたままサウナに入ったり、直射日光が当たる場所でメガネを長時間置いたりするのはやめてください。

レンズに直接手で触れない

レンズに直接手で触れると、指紋や汚れがついたり、その上から拭いたときに傷がついたりする場合があります。そのため、レンズに手で触れるのは避けてください。

メガネを置くときはレンズを上向きにする

メガネを外して置くときは、レンズを上向きにする癖をつけてください。レンズ面を下にしてメガネを置くと、傷がつきやすくなります。

バッグやポケットにメガネを入れる際はケースにしまう

メガネを剝き出しのままバッグに入れると、他の素材と擦れてレンズが傷ついたり、変形したりする恐れがあります。

そのため、メガネをバッグに入れるときは必ずケースに入れましょう。またメガネを使わないときは、ケースにしまうことを習慣づてください。

まとめ

メガネのレンズに傷がつく主な原因は、異物が付着したままメガネクロスでレンズを拭くことです。汚れが目立つ場合は、水洗いをして細かいホコリやチリを落としてから、メガネを拭くようにしてください。

万が一レンズに傷がついた場合は、自力で傷消しをしようとせず、メガネ店でレンズを交換してもらうようにしましょう。

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