メガネの知識

2024年に流行するメガネやサングラスを考察!日本メガネ大賞2024からトレンドを読み解く

メガネを買うときの検討材料として、流行のメガネを購入してみるという選択肢があります。とはいえ、メガネの流行については、イマイチ情報を把握していない人も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、「第27回日本メガネ大賞2024」の総評や受賞作品から、2024年に国内で流行するメガネについて考察、解説していきます。

第27回日本メガネ大賞2024

「日本メガネ大賞」とは、国内外の新フレームやサングラスの中からグランプリ・入賞製品を決めるデザインアワードです。

第27回は、2023年7月1日以降に発売された新作モデルが対象で、同年10月10日に東京ビッグサイトで、表彰式とグランプリ発表が行われました。

審査委員である澄川 伸一氏(プロダクトデザイナー・大阪芸術大学教授)は、今回の日本メガネ大賞の総評について、以下のコメントを残しています。

【総評】
世の中は世界規模で確実にジェンダーレスにシフトしている。
性別や年齢にとらわれない眼鏡で主張しすぎないけれども、今までとは違う確かな新しさを感じるものが、これからの主流になると思われる。
そして機能的にもストレスを感じさせることなく、日常使いで身体の一部となれる基本的なスペックが重視されるであろう。
世の中の変化に追従しつつも、丁寧なモノづくりは大事。今年の受賞商品はどれもそんな要件を満たしていた。

引用:第27回日本メガネ大賞2024

2024年トレンドのフレームは、定番でありつつ新しさを感じるもの?

「第27回日本メガネ大賞2024」の総評からすると、メンズやレディースといった男女を問わず、ユニセックスなデザインで、なおかつ今までとは違う確かな新しさを感じるものであると読み解きます。

出典:第27回日本メガネ大賞2024

ここでは、総評から2024年に流行するフレームの形や色について考察してみました。

フレームの形

グランプリのメガネをはじめ受賞作品を見てみると、フレームの形はボストン、ウェリントンが流行しそうな模様です。

ボストンやウェリントンは、顔の形や老若男女問わずかけやすいメガネで、まさにジェンダーレスの世の中に受け入れられやすいデザインと言えます。

また受賞作品のなかには、サーモント(ブロータイプ)のメガネもありました。サーモントはリムの上部が太く、眉毛の薄さが気になる人におすすめのフレームです。

男性芸能人で言えば、ドラマの「教場」で木村拓哉さんが、女性芸能人でいえば、本田翼さんがサーモントのメガネをかけて、Instagramにアップしていました。

2024年は「クラウンパント」が一気に流行するかも?!

日本メガネ大賞の総評のなかには、「性別や年齢にとらわれない眼鏡で主張しすぎないけれども、今までとは違う確かな新しさを感じるものが、これからの主流になると思われる。」とあります。

そこで2024年の流行に推したいのが、クラウンパントです。

クラウンパントはボストンの形に似ていますが、リムの上部が直線的なデザインです。近年徐々に人気が出てきており、顔の形や性別、年齢を選ばずかけられます。

2023年頃から「メガネの新定番になりつつある」と言われているので、2024年に一気に流行する可能性はあります。

クラウンパントについては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

フレームのカラー

受賞作品を見ていると黒ベースのフレームや、クリアフレームに近いもの、ツートンカラーのものが多い印象です。ツートンタイプと言えば、2色から構成されるフレームです。

しかし、受賞作品には黒をベースとしながら、さりげなく彫金模様を取り入れたツートンカラーが目立ちます。

どのフレームも老若男女問わずかけやすい印象で、フォーマルからカジュアルまで、色んなファッションでも取り入れやすそうなデザインです。

2024年に流行するサングラスのカラーも定番のものが主流か?

受賞作品にはサングラスはありませんでしたが、世の中がジェンダーレスにシフトしている点からすると、2024年は定番のカラーが流行ると予想します。

日本人の肌に馴染みの良いカラーと言えば、ブラックやグレー、ブラウンなどが挙げられます。

これらの色は性別問わずかけやすいですが、用途によってカラーの濃さを変えてみるのがおすすめです。たとえばフレームの色が透明なクリアタイプであれば、レンズの色も薄めにして調整してみてください。

レンズのカラーについては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

2024年注目!3Dプリンターメガネがトレンドになるかも?

2024年に注目したいのが、3Dプリンターで製造するメガネです。現在では3Dプリンターで家を作れる時代になっており、ヨーロッパでは3Dプリンターを使ったメガネ製造が進んでいます。

ヨーロッパでの製造が進む「3Dプリンターメガネ」

ヨーロッパではメガネを製造販売する会社が、3Dプリンターを活用して、お客様一人ひとりに合ったメガネを提供する流れが進んでいます。

店舗でお客の顔をスキャニングして、顔の形状や目とメガネの位置を正確に測定し、お客様が選んだフレームを3Dデータ上で調整する流れです。

生産者側としては、メガネを大量製造して在庫を抱える必要がなくなります。消費者としては、自分の顔にジャストフィットするメガネを作れるのがメリットです。

3Dプリンターのメガネについては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

Glass Factoryの3Dプリンターによるメガネブランド「GLAFU」

Glass Factoryは2023年12月に、3Dプリンターによるメガネブランド「GLAFU」を発表しました。

「GLAFU」の特徴をまとめると、以下の通りになります。

  • フレームの種類は6種類
  • 顔の大きさに合わせて、S・M・Lの3種類からサイズを選べる
  • 形状変化や劣化がしにくい「Figure 4 Rigid Gray」という素材を採用
  • フレームだけで11gと軽量
  • UV劣化しにくいように、塗装には紀州漆器(伝統工芸)の技術を採用

メガネフレームを3Dプリンター製にすることにより、試作品を手軽に製造、かつ検証を繰り返すことが可能になります。また今後は、さまざまなデザインとサイズ展開を実現させる予定です。

スタートは、Glass Factory3店舗のみの取り扱いになります。気になる人は、気軽にお問い合わせください。

2024年に流行するメガネやサングラスについてのまとめ

今回は「第27回日本メガネ大賞2024」の総評や受賞作品から、2024年に流行しそうなメガネ、サングラスについて解説してみました。メガネを購入する際の検討材料として、今回紹介したメガネやサングラスを選択してみてください。

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