サングラスのレンズの色は何種類?各カラーが持つ効果と印象について
「サングラスを着用したいけど、どの色をかけて良いか分からない」「普段使いとアウトドアやスポーツ時のサングラスを使い分けたい」といった悩みはありませんか?
現在のサングラスはUVカット率99%なので、紫外線はほぼカットしてくれます。しかし、色によっては眩しさや見え方が異なります。また、かける色によって人に与える印象も違ってくるでしょう。
この記事では各カラーの効果や特徴、印象などについて解説していきます。
サングラスのレンズの色は主に7種類
ブラウン系レンズ
ブラウン系のレンズは最も一般的な色で、主に以下の効果があります。
【効果】
- 視界のコントラストを高める
- ちらつきやすい散乱光・反射光をカットする
- 顔の彫りを深く見せることができる
波長の短いブルー系の色を抑えるので、視界のコントラストを高める効果があります。また、肌なじみも良く、顔の彫りを深く見せることもできます。
そして、眩しさを和らげる効果も抜群です。視界全体の眩しさを、自然に和らげることができ、反射光によるギラつきを抑えることもできます。
かけたときに与える印象や、おすすめの使い方は以下の通りです。
【印象】
- 温和な印象(柔らかいブラウン)
- アクティブなイメージ(オレンジかかったブラウン)
【おすすめの使い方】
- まずはベタな色からサングラスをかけたい人
- ドライブやゴルフ、ウインタースポーツをする人
グレー系レンズ
グレー系のレンズもブラウン同様に一般的な色で、主に以下の効果があります。
【効果】
- 光を均一にカットしてくれる
- 自然に眩しさを軽減して、見え方もナチュラル
- サングラスをかけたままでも景色を楽しみやすい
一番の特徴としては、眩しさは抑えながらも色調の変化は少ないため、自然な視界を保てることです。
そのため、ドライブやマリンスポーツなどに最適なレンズになります。
黒いフレームと相性が良く、クールで大人っぽい演出ができるのが特徴です。
また、ブラウンと同じく肌なじみも良いので、多くの人に合わせやすいでしょう。
かけたときに与える印象や、おすすめの使い方は以下の通りです。
【印象】
- クール(薄いグレー)
- 大人っぽい(濃いグレー)
【おすすめの使い方】
- まずはベタな色からサングラスをかけたい人
- ドライブやレジャーシーン、マリンスポーツをする人
グリーン系レンズ
グリーン系のレンズは、視界が自然に見えるのが特徴で、主に以下の効果があります。
【効果】
- ブルー・レッド系の光をほどよく抑えるので、自然な見え方ができる
- 近くのものと遠くのもののコントラストがはっきりする
- 目が疲れにくい
眩しさを防ぎながら、コントラストを下げすぎないので、自然な見え方ができます。海や山など、アウトドアで使用するには最適でしょう。
また、目元は肌色が明るくなり、優しい印象にを与えやすくなります。
目が疲れにくくリラックスできる色でもあるので、長時間かけるのにもおすすめです。
【印象】
- 爽やかでフレッシュ
- 若々しいイメージ
【おすすめの使い方】
- キャンプやバーベキュー、釣りなどのアウトドア
- パソコンやジョギングなどでの、長時間の着用
ブルー系レンズ
おとなしい色でクールな印象を与えるブルー系は、主に以下の効果があります。
【効果】
- イエロー・オレンジ系の光をカットして、目が疲れにくい
- 目元のくすみを消してくれる効果があり、美肌効果も期待できる
クールな印象を与えるため、夏に使うサングラスとしてはピッタリです。
また、眩しさを強調するイエロー・オレンジ系の光をカットして、コントラストを下げる効果があります。
目も疲れにくいので、長時間ドライブや普段使いにはピッタリでしょう。
【印象】
- クール
- 知的
【おすすめの使い方】
- 夏の定番カラーとして着用する
- 長時間ドライブや普段使いに着用する
イエロー・オレンジ系レンズ
ブルー系とは対照的で、明るい印象を与えるイエロー・オレンジ系のレンズは、主に以下の効果があります。
【効果】
- コントラストを高めるため、薄暗い場所で視界が見えやすくなる
- 明るい人柄の印象を与えやすい
イエロー・オレンジ系は、眩しい場所で使うというよりも、薄暗い場所で視界をクリアにするために着用します。
これは、背景とのコントラストがはっきりするため、視界が見えやすくなるからです。
また、明るい印象を与えるため、オシャレなアイテムとしても効果的でしょう。
使いこなすのが難しいと感じる人は、淡い黄色であれば違和感が少なく、ファッションに取り入れやすいかもしれません。
【印象】
- ファッション性が高くオシャレ
- 明るい印象を与える
【おすすめの使い方】
- 曇りや雨の日のドライブ
- インドアスポーツでの着用
- サバイバルゲームなど森の中での着用
ピンク系レンズ
ピンク系のレンズの効果は、イエロー・オレンジ系と同様です。コントラストをはっきり見せる効果があるため、薄暗い場所での使用が効果的です。
また、ピンク系の注意点としては、赤みが強いため目が疲れやすくなります。
しかし、見た目では肌の血色を良く見せてくれる効果があるので、肌のトーンが上がって健康的に見えるでしょう。
インドアなどで、オシャレアイテムとして使うのが良いかもしれません。
【印象】
- ファッション性が高くオシャレ
- 肌のトーンが上がって健康的な印象を与える
【おすすめの使い方】
- インドアでのオシャレアイテム
- 曇りや雨の日にちょっとした運転をする場合
クリア系レンズ
実は色の付いていない、透明でクリアなサングラスレンズも存在し、主に以下の効果があります。
【効果】
- 普通のメガネや伊達メガネに見えるため、仕事でも使いやすい
- 眩しさを軽減して、どんなファッションにも合わせやすい。
透明でクリアだと、紫外線を防ぐ効果が弱そうに感じるかもしれません。しかし、実はカラーレンズとクリアレンズでは、UVカット効果に差はないのです。
クリアでも、UVカット率99%以上のレンズは存在し、紫外線を防ぎながら明るい視界を保つことができます。
見た目は普通のメガネや伊達メガネと変わらないので、仕事で着用する際も問題ないでしょう。
【印象】
- オシャレ
- 知的
【おすすめの使い方】
- 仕事時の着用(外回りの多い営業マンなど)
- カラーレンズが顔に似合わないと、お悩みの人
室内でクリアになる調光レンズもおすすめ
「外では色付きで、室内ではクリアなメガネをかけたい。」
「サングラスとメガネを、かけ変えるのがめんどくさい。」
そうお悩みの人は、調光レンズをおすすめします。調光レンズとは、紫外線の量によって色の濃度が変わるレンズです。
そのため、外回りの多い営業マンや、サングラスとメガネの両方を使用している人にはおすすめです。カラーも、グレー系・ブラウン系・グリーン系・ブルー系など、複数のカラーから選ぶことができます。
調光レンズについては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてくださいね。
調光レンズとは?特徴・注意点を理解して自分にベストなものを選ぶ|EYE WEAR LAB
まとめ
初めてサングラスを着用する人は、ブラウンかグレー系の色から使い始めるのがおすすめです。また、使うシーンによって、グリーン・ブルーなど使い分けるのも良いでしょう。
ファッション性を高めて明るい印象を与えたい人は、イエローやピンク系がおすすめです。
仕事や室内で使用する人は、クリアか調光レンズの使用を検討してみてくださいね。