100均の老眼鏡は眼に悪い？100均とメガネ屋との違いを解説

40歳頃になると、老眼を覚える人も増えてきます。「そろそろ老眼鏡を使うときかな？」と思っていると、100円ショップの老眼鏡が気になる人もいるのではないでしょうか？

基本的には100均の老眼鏡よりも、メガネ屋で老眼鏡を購入した方が、眼の健康を考えると安全です。

この記事では、100均とメガネ屋の老眼鏡の違いを中心に、100均の老眼鏡を購入するならどんな場面かについて解説していきます。

100均とメガネ屋の老眼鏡の違い

こちらでは、100均とメガネ屋の老眼鏡の違いについて、それぞれのメリット・デメリットを交えて解説していきます。

100均の老眼鏡のメリット・デメリット

100均の老眼鏡のメリット・デメリットをまとめると、以下の通りになります。

100均の老眼鏡のメリットは、安くて気軽に手に入るところです。

メガネ屋で老眼鏡を購入すると数千円〜数万円はしますが、100均であれば100〜300円程度で購入可能です。また、メガネ屋と違い視力検査を受ける必要がなく、すぐに手に入れることができます。

デメリットとしては、自分の眼に合ったメガネが見つけにくいところです。自分に最適な度数、フィッティングの合う老眼鏡を見つけるのは困難と言えます。

100均の老眼鏡は「+ 1.00、+ 1.50、+ 2.00、+ 2.50、+ 3.00、+ 3.50」の6段階からしか、度数を選べません。100均のような既製の老眼鏡は、左右共に同じ度数なのが一般的です。しかし人間の眼は、左右によって度数が異なります。

また、試着できない場合も多く、フィッティング調整ができないため、自分の顔の形に合ったメガネを購入するのは難しいでしょう。

度数やフィッティングが合っていない老眼鏡を長時間使用すると、疲れ目や眼精疲労を引き起こすリスクがあります。

メガネ屋の老眼鏡のメリット・デメリット

メガネ屋の老眼鏡のメリット・デメリットをまとめると、以下の通りになります。

メガネ屋では視力検査をして、度数や眼の健康状態に最適なレンズを選択することができます。オーダーメイドの老眼鏡となるとレンズの選択肢も広がり、より見えやすい老眼鏡専用レンズなども選ぶことができます。

また、フレームの種類も豊富なので、自分の好きなデザインのメガネをかけて、おしゃれを楽しむことも可能です。

そして、フィッティング調整をしてくれるので、顔の形に合ったフレームをかけることができます。最適なレンズとフィッティングのため、老眼鏡を長時間かけても疲れにくいです。

デメリットとしては、その分価格が100均よりも高くなり、視力検査やフィッティング調整をするため、購入までに時間がかかるところです。レンズをオーダーメイドした場合、価格が数万円になることも珍しくありません。

「眼の健康」を考えるならメガネ屋で老眼鏡を作る

眼の健康を考えるのであれば、メガネ屋で老眼鏡を作ってください。なぜならば、メガネ屋で老眼鏡を作る方が、眼にかかる負担が少なく長時間の使用に向いているからです。

多くの人は、左右によって眼の度数が異なります。そのため、メガネ屋で左右の視力を詳細に検査して、最適な度数のレンズを作らなければいけません。

視力検査の後は、フレームのフィッティング調整もしてくれます。最適なレンズ、最適なフレームであれば眼にかかる負担が少なく、老眼鏡を長時間かけることができます。

視力以外の検査の内容、フィッティング調整については、こちらの記事でも詳しく解説しています！

お試し感覚であれば100均の老眼鏡でもOK

40歳前後になると、老眼を覚える人も増えてきます。「最近、老眼を感じるけど、老眼鏡を使うべきかな？」と、老眼鏡をかけようかどうか悩んでいる人であれば、お試し感覚で100均の老眼鏡を使ってみるのもありです。

100均の老眼鏡を使う際は、以下の点に注意してください。

• 度数は弱めのレンズを選択する
• 短時間・短期間の使用に限定する

度数を選択する際は、近くを見たときに文字が見える度数の中で、一番弱いレンズがおすすめです。仮に度数が強いレンズを選んでしまうと、頭痛や吐き気の原因になることがあります。

また、長時間使用すると眼精疲労の原因になるので、あくまで短時間の使用に限定してください。

まとめ

眼の健康や長時間の使用を考えると、老眼鏡はメガネ屋で購入するのがおすすめです。最適な度数やフィッティング調整で、自分に合った老眼鏡をかけることができます。

100均の老眼鏡は、あくまで「お試し感覚」で使ってください。老眼を感じ始めたときに、短時間の使用でかけてみましょう。