メガネをかけて温泉に入るリスク|メガネが錆びる、レンズがひび割れる
目が悪い人の場合、温泉のときもメガネをかけたまま入る場合があります。しかし、メガネをかけたままの入浴は、あまりおすすめはできません。
メガネをかけたまま温泉に入ると、メガネが錆びたりレンズがひび割れたりして、最悪の場合はメガネを買い替える手間が発生します。
この記事では、メガネをかけて温泉に入る場合のリスク、目が悪い人が温泉に入る場合の対策について解説していきます。
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目次
メガネをかけて温泉に入ると、メガネが錆びたりレンズがひび割れたりする
メガネをかけて温泉に入る場合のリスクは、以下の3つが挙げられます。
- 金属パーツが錆びたり、変色したりする
- レンズのひび割れ
- レンズが曇って視界が悪くなる
金属パーツが錆びたり、変色したりする
メガネをかけて温泉に入ることで、金属パーツである鼻あてやネジに、汗・水滴・湯気・石鹸が付着して、錆びてしまう可能性があります。
また、温泉に硫黄が含まれていると、金属を酸化させて黒く変色してしまう場合があります。
レンズのひび割れ
温泉の熱で、レンズにひび割れが起こる可能性があります。多くのメガネに使用されているプラスチックレンズは、熱に弱い性質で約60℃以上の熱で膨張します。
それに対して、レンズ表面のコーティングは膨張の程度が少ないため、プラスチックレンズの膨張に耐えられず、コーティングに細かいひびが入る可能性があります。
ひび割れができると修理が難しいため、最悪の場合はメガネの買い替えが必要です。
レンズが曇って視界が悪くなる
メガネをかけて温泉に入ると、湿気でレンズが曇りやすくなります。レンズが曇ると視界が悪くなるので、転倒や衝突など様々なリスクが高まります。床に落ちてある石鹸に足を取られて、大転倒をする場合もあるでしょう。
目が悪い人が温泉に入る場合は、お風呂用メガネか古いメガネをかける
目が悪い人が温泉に入る場合は、お風呂用メガネか古いメガネをかけるのがおすすめです。
現在では、耐熱温度の高いお風呂用メガネが販売されています。耐熱温度は120~130℃
で、金属部分は一切ないためメガネが錆びる心配がありません。
また、温泉に入るときだけ、古いメガネを使うのもおすすめです。注意点としては、レンズの曇り止めをすること、現在の視力と度数に差がないことです。これらをクリアしていれば、入浴中も視界が悪くなることなく温泉を楽しめます。
メガネをかけて温泉に入った後は、洗浄してメガネをケアする
たとえば、古いメガネをかけて温泉でメガネに入った場合、前途の通りメガネが劣化する可能性があります。
古いメガネとはいえ、今後も温泉用であったり非常用であったりで使用するなら、アフターケアは必ず行いましょう。
温泉から出たら、以下の手順でメガネを洗ってください。
- 温泉から出たら、水で洗い流す
- 水気をティッシュで軽く拭き取る
- メガネクリーナー、もしくは中性洗剤を使って洗う
- 洗剤を水で洗い流す
- 水気をティッシュで軽く拭き取る
- 仕上げにメガネクロスで優しく拭きあげる
メガネは熱に弱いです。そのため、お湯を使って洗い流したり、ドライヤーの熱風を吹きかけて乾かしたりする行為は絶対にやめましょう。
メガネをかけて温泉に入ること、目が悪い人が温泉に入る場合の疑問・質問
こちらではメガネをかけて温泉に入ること、目が悪い人が温泉に入る場合の疑問・質問について答えていきます。
Q.メガネをかけて温泉に入るのはマナー違反ではないですか?
A.マナー違反にはあたりません。
裸眼ではよく見えず、転んだり人にぶつかるのが不安だったりする人は、メガネをかけましょう。とはいえ、メガネが劣化するリスクがあるので、お風呂用メガネか古いメガネをかけるのがおすすめです。
Q.メガネではなく、コンタクトレンズをつけたまま温泉に入るのはNGですか?
A.おすすめできません。
コンタクトレンズを装着したまま入浴すると、レンズが変形したり、雑菌がレンズ表面に付着し、目の感染症のリスクが高まります。
また、素材が柔らかいソフトレンズは、急激に乾燥して水分を奪われる可能性があります。水分が奪われると、コンタクトレンズが目に張り付いて、角膜を傷付けたりレンズが外れにくくなったりして危険です。
Q.お風呂用メガネは、どこで売っているのですか?
A.Amazonや楽天などのネットショップで購入できたり、JINSなど一部のメガネ店でお取り扱いがあるとのことです。
※詳しいことに関しては、お取り扱いのある店舗に直接お問い合わせください。
メガネをかけて温泉に入るリスクについてのまとめ
目が悪い人が温泉に入る場合、お風呂用メガネをかけるか、古いメガネを使うのがおすすめです。
ただし、湯気で視界が悪くなることがあるので、曇り止めはしっかりと行いましょう。お風呂から出た後は、メガネを素早く洗浄するといったケアをしてください。