ヴィンテージメガネとは?魅力や歴史、おすすめのヴィンテージデザインを紹介
ヴィンテージメガネとは、作られた年代が古く希少価値のあるメガネです。古いメガネですが、素材が良いため劣化しにくく、長年使うことができます。
「どういったメガネを、ヴィンテージと呼ぶの?」と、疑問に思う人もいるでしょう。そこでこの記事では、ヴィンテージメガネの定義や歴史について解説します。
また、おすすめのヴィンテージデザインや、ヴィンテージメガネの手入れ方法も紹介するので、ヴィンテージメガネに興味がある人は、ぜひ参考にしてください。
目次
ヴィンテージメガネの定義
ヴィンテージメガネの定義については、まとめると以下の通りです。
- 1980年代以前に作られたメガネ
- 古いながらも由緒があり、価値のあるメガネ
- 金縁・べっ甲・木など希少価値の高い素材で作られている
- デザインは「ウェリントン」「ボストン」「ラウンド」が挙げられる
現在は1980年代頃までのメガネを「ヴィンテージ」と指しますが、少し前は1970年代頃までをヴィンテージとしていました。
また、最近では20世紀以前のメガネを、ヴィンテージと捉える場合もあります。月日は進んでいくので、現在のメガネも数十年後には「ヴィンテージメガネ」と呼ばれるかもしれません。
ヴィンテージメガネには、「由緒ある」や「古くて価値のある」という意味があります。古いからこそ価値のあるアイテムで、希少価値の高い素材で作られているものが多いです。
ヴィンテージメガネの歴史
視力矯正アイテムの歴史は古く、メガネ以前の視力矯正アイテムは1世紀頃から誕生していました。そこから試行錯誤を繰り返し、現在の「テンプルメガネ」は1800年代にイタリアで誕生して、1850年代以降に普及し始めます。
1800年代のメガネは、貴族など限られた人が使用するアクセサリーのようなもので、1860年代の産業革命を経て、大衆向けにメガネが作られるようになりました。
メガネの製造方法や販売の規模が大きく変わったため、工芸品のような一点ものの取り扱いから、大量生産の工業製品へと変貌を遂げます。
ヴィンテージメガネを含めたメガネの歴史については、こちらの記事でも詳しく解説していきます。合わせて参考にしてください。
ヴィンテージメガネの魅力
ヴィンテージメガネの魅力は様々です。ここではデザインや素材、希少性からヴィンテージメガネの魅力について紹介します。
味わいのあるデザイン
ヴィンテージメガネは時代や国、製造方法によってデザインの特徴が異なります。需要や供給とともに、メガネの生産を年代別にまとめると以下の通りです。
- 1890年代〜1960年代:多くのユーザーを意識しながらサイズの種類が豊富になる
- 1960年代〜1970年代:ヨーロッパ各国の自由主義の拡大を背景にメガネのデザインが多様化する
ヴィンテージメガネは時代の変化で、色んなデザインを楽しめるのが魅力的です。
素材が良い
1890年以前のメガネは金・銀・べっ甲・木などの、天然の素材が多く使われていました。
また古いメガネは、プラスチックフレームに柔軟性を上げるための可塑剤(かそざい)が使用されているため、耐久性が高いです。
金や銀などの宝石のような素材、耐久性のための可塑剤はそれだけ重量が重いです。しかし、逆にそれが「ヴィンテージらしい」と、気に入る愛好家も存在します。
また、現在のレンズはプラスチック素材が主流ですが、1960年代の始めまではガラスレンズのみでした。ガラスレンズは劣化しにくく透明度が高いため、視界がクリアになります。
希少性が高く価値が落ちない
ヴィンテージメガネは、現代の主流となっているメガネとは作り方が違うため、今ではなかなか手に入りにくいです。また、工芸品のように手作りがされており、一点物のメガネも存在します。
このように手に入りにくいことや、一点もののアクセサリーのような感覚があるので、希少価値が高いです。
素材の豪華さに希少性の高さも加わり、10〜20万円と高価なヴィンテージメガネも存在します。
ヴィンテージメガネの手入れ方法について
ヴィンテージメガネはほかのメガネと同様に、定期的に洗浄してください。素材ごとによる洗浄方法や、メンテナンス方法は以下の通りです。
- 金・銀・銅など:水洗いでゴミやホコリを落としてから、専用のメガネクロスでやさし汚れを拭く
- べっ甲・木・竹など:水洗いができないのでメガネ店に洗浄をお願いする
金や銀などの素材に関しては、汚れがひどい場合、メガネ用の洗剤を使って綺麗にしてください。メガネをかけないときは、高温多湿を避けた場所に保管するのがおすすめです。
長期的に保管する場合は劣化を防ぐために、湿気が少なく室温が安定した場所に置いてください。
ヴィンテージメガネは修理できる?
ヴィンテージメガネは希少価値の高い素材で作られているため、もしも壊れたら修理できるかどうかが不安になります。
金縁やべっ甲など希少価値の高い素材の場合、完全に復元するのは難しいです。しかし、専門知識のあるメガネ修理専門店なら、修理できる可能性があります。
メガネ修理専門店の場合は、豊富な知識と技術を持った、メガネのプロが対応してくれます。修理はもちろん、視力の変化によるレンズの交換も相談してみましょう。
現在では壊れたメガネの写真を撮って、メールで送るだけで、無料の見積もりに出してくれるお店もあります。まずは複数の修理専門店から見積もりを出してもらい、費用や対応などを比較しましょう。
メガネの修理に関しては、以下の記事でも詳しく解説していきます。合わせて参考にしてください。
【大阪・神戸】Glass Factoryのおすすめヴィンテージデザイン
ここではGlass Factoryがおすすめする、ヴィンテージデザインのメガネについて紹介します。気になるデザインがあれば、ぜひお問い合わせのうえ購入を検討してみてください。
「Cary Grant(ケーリー・グラント)」From “ICON”
このメガネは、メガネブランドのオリバーピープルズと、イギリス人俳優ケーリー・グラントとのコラボレーションで生まれたモデルです。
1959年のアメリカ映画「北北西に進路を取れ」にて、ケーリー・グラントが着用していたアイウェアにインスパイアされたメガネで、スーツによく合います。
当時の主流である、大胆で太めのリムデザインで、丸みのあるウエリントンシェイプに、マッチしたベストなサイジング、ヨロイのカシメ飾りなど、ヴィンテージの要素を全て兼ね備えた逸品です。
「OP-505」と「SHELDRAKE-J」
こちらのヴィンテージメガネも、オリバーピープルズのものです。オリバーピープルズは、セレブや芸能人の愛用者も多いことでも知られています。
この「OP-505」は海外のアーティストでいえばスティングが80年代に愛用していたり、日本の芸能人でいえば福山雅治さんや綾野剛さんがTVでかけていたりします。
GOLD & WOOD「TITANO01 C-03」
GOLD & WOODの「TITANO01 C-03」は、ラウンドメガネにヴィンテージな風合いを取り入れています。細部のこだわりもプラスすることで、一流のアンティークのような格調高い仕上がりになっている一本です。
GOLD & WOODのウッドとは、ルクセンブルグ「HOSHINGEN」の工場でハンドメイドされており、職人たちが厳選したウッドのシートを何層にも重ねて作成しています。
ウッドシートは天然の低アレルギー樹脂を用いて高圧着されていて、低アレルギー染料によりウッドに色素沈着をさせて均一に色付けしています。
この「TITANO01 C-03」は、精工で軽量なラウンドシェイプで、チタンとエキゾチックなウッドリムはオリジナルの組み合わせです。ヴィンテージとモダンを合わせたスタイリッシュなフレームに仕上がっています。