サングラスの寿命について|UVカットにも寿命があるって本当?
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サングラスに使用されているUVカットレンズには、寿命があるのをご存知でしょうか?見た目的に問題なくても、寿命を過ぎたサングラスはUVカット機能が低下していることがあります。
また、新しいサングラスも、取り扱い方が悪いとUVカット効果の持続期間が短くなるので、丁寧に正しく保管することが大切です。
UVカットサングラスの寿命は約5年
UVカットサングラスの寿命は「約5年」と言われています。たとえ見た目的には問題なくても、UVカット効果を正しく得るには5年程度で買い替えるのが理想です。
ちなみに、UVカットのサングラスには「素材の表面にUVカット加工をするタイプ」と「UVカット効果のある素材を使ったタイプ」の2種類ありますが、どちらの寿命も約5年と言われています。
扱い方が悪いと寿命が短くなる
サングラスの寿命が約5年というのは、しっかりとした扱い方をしていることが前提です。サングラスに傷が付いていたり保管方法が悪かったりすると、寿命は5年よりも短くなります。
- 頻繫にぶつけたり落としたりする
- 車のダッシュボードなど、高温多湿な場所に置きっぱなしにする
- 雨や汗で濡れた状態で放置する
以上のような扱い方をするとUVカットの寿命は縮み、5年よりも早い期間でサングラスを買い替えなければいけません。
UVカット率が99%を下回っていたら買い替え時期
紫外線対策に効果的なUVカット率は99%なので、99%を下回った段階でサングラスの寿命です。とはいえ、UVカット率が99%を下回っているかどうかは、自分では計測できません。
メガネ店によっては、UVカット率を測れる機器があります。レンズに傷が付いていたり、3〜4年使用したりしているサングラスは、計測機器のあるメガネ店でUVカット率が99%以上あるかどうか確認してみましょう。
偏光サングラスの寿命は2~3年
サングラスにはUVカット以外にも、光の乱反射を除去して視界をクリアにする「偏光レンズ」があります。この偏光レンズに関しては諸説ありますが、寿命は2〜3年程度というのが一般的です。
もちろんサングラスの扱い方が悪いと、一般的なUVカットレンズと同様に寿命が短くなるので注意しましょう。
寿命を過ぎたサングラスをかけるのはNG
「5年以上使用しているけど、見た目的には問題ないしまだ使えるだろう」そう思って、寿命の過ぎたサングラスを使うのはNGです。UVカット率が落ちたサングラスをかけると、目が紫外線のダメージを受けやすくなるからです。
日焼けやシワ・シミ等(目の日焼け)の原因になったり、最悪の場合は白内障や角膜炎のような目の病気になったりするので、寿命が過ぎたサングラスの使用は絶対にやめてください。
特にレンズの色が濃いサングラスは瞳孔が開きやすくなり、多くの紫外線が目に入りやすくなるため注意しましょう。
サングラスを長持ちさせる方法
サングラスの寿命は長くて5年ですが、しっかりと5年使うためには定期的にレンズを掃除したり、保管方法に気を配ったりして、寿命を縮めないことです。
定期的にレンズを掃除する
サングラスは紫外線の強い夏場にかける機会が多く、暑さでレンズに汗がつきやすいです。また、外でかけるとホコリやゴミ、花粉や排気ガスなどの汚れがレンズに付着します。
そのためサングラスは定期的に洗浄して、きれいな状態を保つようにしてください。おすすめの掃除方法は、以下の通りです。
- 専用のメガネクロスを使用する
- 汚れが目立つ場合は水洗いする
目の粗いタオルで拭くとレンズに傷がつくかもしれないので、専用のメガネクロスでレンズを拭いてください。また、お湯や洗剤を使うとUVカットのコーティングが劣化するかもしれないので、汚れが目立つ場合は必ず水洗いにしましょう。水洗いしたあとは、水分が残らないように乾拭きをしてください。
保管方法に気を配る
サングラスを使わないときはケースに入れて、高温多湿を避けて保管しましょう。
特に気を付けてほしいのが、夏の車内にサングラスを置きっぱなしにすることです。夏の車内は高温多湿になりやすく、放置したままだとサングラスの寿命を縮める原因になります。
ダッシュボードにサングラスを入れたままになりがちですが、絶対にやめましょう。サングラスは、直射日光が当たらない場所に置くようにしてください。
まとめ
見た目に問題はなくても、サングラスは5年に一度は買い替えるようにしましょう。レンズのみ交換するのもおすすめです。傷ができたり保管方法が悪かったりすると、UVカットレンズの寿命が短くなるので気を付けてください。
定期的に掃除をし高温多湿を避けた場所に保管することで、サングラスの寿命は保たれます。