メガネの知識

メガネで耳の付け根が痛い!原因や対策を解説

「メガネをかけると何故か耳が痛い。」
「今までメガネをかけても何ともなかったけど、急に耳が痛くなった。」

こんなときはメガネのフレームが、自分の顔にしっかりとフィットしていない可能性があります。

フィットしていないと言っても、具体的にどの部分がフィットしていないのでしょうか?

また、メガネで耳の付け根が痛いときは、どのように対策すれば良いのでしょうか?

今回の記事では、メガネで耳の付け根が痛くなる原因と対策について解説していきます。

メガネで耳の付け根が痛い原因

メガネで耳の付け根が痛い原因は、次の3つが考えられます。

  • テンプルの先端が耳の位置と合っていない
  • テンプル先端の角度が内側に曲がっている
  • 鼻パッドの位置がズレている

テンプルの先端が耳の位置と合っていない

メガネをかけて耳が痛くなる原因の1つは、テンプルの先端が耳の位置と合っていないからです。

テンプルとは、下の画像のようなメガネを耳にかける、棒状のパーツのことを指します。

テンプルが長すぎると、テンプルの曲がり始めが耳よりも後ろになるため、テンプルのカーブが耳に沿わず、耳で支える形にならないです。

反対にテンプルが短すぎると、テンプルの曲がり始めが耳よりも前になって、本来なら耳の後ろに来る先端部分が耳の上に乗る形になります。

テンプル先端のカーブと耳が沿うような形になるのが、ベストなフィッティングです。しかし、テンプルの先端が耳の位置と合っていないとフィッティングがズレるため、耳が痛くなります。

特にテンプルが短すぎると、テンプルの先端が耳の上に乗ってしまうため、耳の付け根に痛みを感じやすいです。

テンプル先端の角度が内側に曲がっている

上の画像のように、テンプル先端の角度が内側に曲がってると耳が痛くなります。

画像の①のように、テンプル先端の角度が内側に曲がってる状態だと、締め付けるような形になり耳が痛いです。

逆に画像の②のような、テンプル先端の角度が外側に曲がっていると、緩すぎてメガネがずり落ちてしまいます。

メガネが顔にフィットするには、テンプルの長さ以外にも角度調整も重要です。

鼻パッドの位置がズレている

テンプル以外にも、鼻パッドの位置がズレていると耳が痛くなります。鼻パッドには、フレームと一体型になっているタイプと、鼻パッドが独立している「クリングスタイプ」があります。

クリングスとは下の画像のような、鼻パッドを支えるパーツのことです。

もしも、鼻パッドの位置(クリングス)がズレていると、メガネの重さを鼻で支えられないため、耳だけに負担がかかります。

メガネで耳の付け根が痛いときの対策

メガネで耳の付け根が痛いときの対策は、次の3つがおすすめです。

  • フィッティング調整をする
  • テンプルにクッション製、シリコン製のカバーを装着する
  • メガネを買い替える

フィッティング調整をする

メガネで耳が痛い場合、テンプルの位置や鼻パッドの位置がズレているかもしれません。そのためメガネ屋に行って、テンプルを調整してもらうのがおすすめです。

現在では、無料でメガネのフィッティング調整をしてくれます。そのため、自力でテンプルの調整をするよりも、メガネ屋のスタッフに任せるのがベストです。

できれば耳が痛くなる前に、3ヶ月に1度くらいのペースで、定期的にフィッティング調整するのがおすすめです。

テンプルにクッション製、シリコン製のカバーを装着する

すぐにメガネ屋さんに行けない場合は、テンプルにクッション製やシリコン製のカバーを装着するのがおすすめです。

テンプルに装着するカバーは、主に次のような物があります。

  • シリコン製でテンプルに巻いてから加熱・縮小させるタイプ
  • 耳かけの部分に差し込んで使うクッションタイプ
  • 取り外しができるタイプ

シリコン製のカバーは、ダイソーやセリアなどの100均でも購入できます。ただし、これらのグッズはあくまでも一時しのぎです。

時間があるときに、メガネ屋さんへ行きフィッティング・調整をしてもらうようにしてください。

メガネを買い替える

フィッティング調整をしたり、ストッパーグッズを装着したりしても解決しない場合は、メガネを買い替えましょう。

テンプルはもとより、そもそもメガネ自体が、自分の目や顔の形に合っていない可能性があります。

そのため、今度は以前 購入したメガネ屋さんとは別の店舗に行き、購入してみるのも良いでしょう。メガネを買い替える際は、次のことをスタッフに相談してください。

  • メガネをかけると耳が痛くなること
  • フィッティング調整をしても解決しなかったこと

これらを相談した上で、今度は自分にベストなメガネを購入しましょう。

【注意】耳が痛い状態を放置してするのはNG

メガネをかけて耳が痛い状態を放置しておくと、以下のリスクを引き起こします。

  • さらなる視力の低下を招く
  • 眼精疲労を引き起こす
  • 頭痛や肩こりを引き起こす
  • 動いた際にメガネが落下する

さらなる視力の低下を招くと、今度はレンズの度数と視力が合わなくなり、眼精疲労や頭痛、肩こりを引き起こしやすくなります。

また、メガネが頻繁にずり落ちると、メガネが落下して破損に繋がるリスクがあり危険です。

メガネのフィッティングが合わない場合のリスクについては、こちらの記事でも詳しく解説しています!

まとめ

メガネをかけて耳が痛くなる場合は、テンプルがしっかりと耳にかかっていないと思って良いでしょう。できれば早めにメガネ屋に行き、フィッティング調整をするようにしてください。

3ヶ月に1度のペースでフィッティング調整をすると、耳が痛くなるのを事前に防止できます。

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