10月1日はメガネの日!メガネに関する豆知識や雑学を紹介
日本には色んな記念日がありますが、実は「メガネの日」というのがあるのをご存知でしょうか?
実は、メガネの日は10月1日です。この記事では、10月1日がメガネの日になった理由から、メガネに関する豆知識や雑学について解説していきます。
メガネの日は「10月1日」
画像出典元:「メガネの日」とは | メガネ関連団体協議委員会
毎年10月1日は「メガネの日(英文:EYEGLASS DAY)」です。メガネの日は、日本眼鏡関連団体協議会により1997年に制定されました。
なぜ10月1日かというのは、「1001」という数字の「1」がメガネのテンプル、「0」がレンズに見立てられ、メガネの形をしていることに由来します。
日本眼鏡関連団体協議会とは、製造業・卸売業・小売業など、メガネ業界の8団体が加盟する団体です。
「世界的視野に立ち、生活者の視生活の向上と業界の発展に貢献すること」を目的に、1996年9月に設立されました。
2023年6月20日をもって日本眼鏡関連団体協議会は解散しましたが、日本メガネ協会・メガネ関連団体協議委員会として、メガネの啓蒙活動を継続しています。
メガネに関する豆知識や雑学
こちらでは、メガネに関する豆知識や雑学について紹介していきます。
メガネの聖地は「福井県鯖江(さばえ)市」
メガネには聖地があり、それが福井県鯖江(さばえ)市です。実は日本製のフレームの95%以上が、鯖江市で製造されています。
鯖江市のメガネの製造は100年以上の歴史があり、現在では中国やイタリアとも並ぶ産地として引けを取りません。
「めがねミュージアム」という赤いメガネが目印のビルは、メガネの街・鯖江のシンボルです。
めがねミュージアムには、県内産のものだけを揃えたメガネショップや博物館、メガネの体験工房があります。
また、年に1度「メガネフェス」というイベントが、めがねミュージアム周辺で開催されています。
メガネ供養、メガネ展示・販売、メガネグルメのイベントがあり、メガネを愛用するアーティストによるライブステージといった内容の催しです。
ちなみに2023年は、9月30日と10月1日が開催日になります。
情報出典元:めがねの聖地 – めがねのまちさばえ 鯖江市
情報出典元:TOP | めがねフェス2023
上野公園にはメガネの石碑がある
東京の上野公園内にある上野不忍池の近くには、メガネの石碑である「めがね之碑」があります。
この石碑には、大河ドラマ「どうする家康」でおなじみ、徳川家康が愛用したメガネが型取られているのです。
そのほか、メガネ業界に関わった先人の名前も、石碑には記されています。
レンズの語源は「豆」
レンズという言葉ですが、もともとはラテン語です。綴りは「lens」で、「レンズ豆」という豆が由来です。
13世紀ごろに拡大鏡が発明された際に、凸レンズの形がこのレンズ豆に似ていることから「lens」と呼ばれるようになりました。
そのまま、メガネのレンズにも使用されています。
レンズ豆は日本ではなじみが薄いですが、インドやイタリア、フランスではスープ料理によく使われる食材です。
メガネのサイズはフレームに書いてある
メガネのサイズについてですが、実はフレームのテンプルに記載されています。
上記の画像は筆者のメガネですが、「48□21-145」という数字に注目してください。
この数字を見れば、レンズの横幅・ブリッジの幅・テンプルの幅が、以下のように分かります。
- レンズの横幅:48mm(4.8cm)
- ブリッジの幅:21mm(2.1cm)
- テンプルの幅:145mm(14.5cm)
これは「ボクシングシステム」と言い、国際規格に基づいて記載されたメガネサイズです。
この3つの数値が、自分に最適なメガネサイズを選ぶためのデータになるので、試着の際はぜひ参考にしてください。
メガネのサイズに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています!
現在のテンプルメガネは「1800年頃」に誕生した
視力矯正アイテムの歴史は古く、メガネ以前の視力矯正アイテムは、実は1世紀頃から誕生していました。
そして、メガネは1200年代後半になって、イタリアで発明されたと言われています。
ただし、当初のメガネは手に持つか、鼻の上に乗せるという使い方が主流で、現在のように耳にかけるスタイルではありませんでした。
1730年頃にロンドンのメガネ屋が、今のツル付きメガネの原型を発明したと言われています。
そして1800年頃になって、現在のテンプルメガネが誕生しました。
当初は貴族など、限られた人が使用するアクセサリーのようなものでしたが、1860年代の産業革命を経て、大衆向けにメガネが作られるようになります。