サングラスレンズの素材について|レンズ選びのポイントを詳細に解説
サングラスといっても、レンズの素材や機能は多種多様です。装着時の満足度を上げたいのであれば、素材や機能について把握したうえでサングラスを選んでください。
サングラスの素材でいえば、プラスチックレンズとガラスレンズでも、特徴は全く異なります。
この記事では、サングラスの素材や機能の違い、シーン別におけるサングラスレンズの選び方について解説していきます。
目次
サングラスレンズの素材は「プラスチック」と「ガラス」の2種類
サングラスレンズの素材は、主にプラスチックレンズとガラスレンズの2種類があります。
プラスチックレンズ
プラスチックレンズの特徴は、主に以下の通りになります。
- 軽量で耳への負荷がかかりにくい
- 加工しやすいのでデザインが豊富
- 光学的な性能が優れているレンズが多い
以上の特徴からも分かる通り、プラスチックレンズは手軽で色んなデザインを楽しめるのが強みです。ファッション性を重視するサングラスとして、広い範囲で用いられています。
また、軽量だと強度が気になりますが、ポリカーボネートは耐衝撃性も高く、安価なトリアセテートはコスパの良いサングラスとして重宝されています。
ガラスレンズ
ガラスレンズの特徴は、主に以下の通りになります。
- 透明度が高い
- 通過する光量が多く、裸眼との見え方と違和感を覚えにくい
- プラスチックレンズよりも目が疲れにくい
- 熱に強いため、真夏の車内に置いておいても劣化しにくい
- 硬度が高く、少々の接触では傷が付きにくい
ガラスレンズはプラスチックレンズと比べると、通過する光量が多く明るい視界を確保できるので、裸眼での見え方と違和感がありません。そのため長時間かけていても、目の疲れを感じにくいです。
硬度が高く、物や爪などが表面に接触しても傷が付きにくいですが、落下させたりぶつけたりなど、強い衝突を受けると割れてしまいます。
シーン別でのサングラスレンズの選び方
サングラスのレンズといっても、現在では多種多様の機能があります。ここでは、シーン別に合わせて、最適なサングラスの選び方について解説していきます。
アウトドアや日中の運転なら「偏光レンズ」
偏光レンズとは、路面や水面に反射した「ギラついたまぶしさ(乱反射)」をカットするレンズです。
レンズとレンズの間に特殊なフィルターを挟み込んでいるので、紫外線や反射光をカットし、目に優しい自然光だけを通します。
たとえばゴルフや釣りなどのアウトドア、車の照り返しや夕陽が眩しいときなどの運転に、偏光レンズは最適です。
日常生活でかけるなら「調光レンズ」や「クリアレンズ」
- 調光レンズ :紫外線の量や気温の高低によって、色の濃さが変わるレンズ
- クリアレンズ:見た目は透明だが、UVカット効果のあるレンズ
スポーツやアウトドアには不向きですが、日常生活で使う分には調光レンズで大丈夫です。
たとえば外回りの営業マンなど、夏でも屋外と屋内を行き来する人の場合、色の濃いサングラスをかけるのは躊躇します。
しかし、調光レンズは屋内では透明になりますし、クリアレンズは常に透明なので、普通のメガネをかけているように見えます。
そのため、仕事中にかけていても違和感がなく、日常生活で使いやすいです。
ファッションで選ぶなら「オールタイムサングラス」
サングラスは紫外線をカットする以外にも、おしゃれなアイテムとして使用する場合があります。そのため、ファッション性で選ぶなら、色の薄い「オールタイムサングラス」がおすすめです。
オールタイムサングラスは、時間帯や場所を問わず着用できます。どんな服装にも合わせやすく、ファッション性や利便性が高く魅力的です。
サングラスレンズを選ぶ際に抑えておくべき機能
サングラスを選ぶ際に、「これだけは抑えて欲しい。」というポイントがいくつかあります。ここでは、サングラスを選ぶ際に抑えておくべき機能について、3つ解説していきます。
また、サングラスの選び方については、こちらの記事も合わせて参考にしてください。
UVカットと紫外線透過率
サングラスをかける大前提として、「まぶしさを軽減する」というのがあります。そのため、UVカットについて知っておくのはマストです。
とはいえ、現在では多くのサングラスにUVカットが付いています。しかし、なかには濃い色のレンズを使っているだけの製品もあり、それだけでは紫外線はあまり防げません。
ファッション性も大事ですが、目を守ることも意識して、紫外線透過率や紫外線カット率をチェックしましょう。
UVカットのサングラスを選ぶ際は、「紫外線カット率:99%以上/紫外線透過率:1.0%以下」のものがおすすめです。
用途に合わせたカラー
サングラスのレンズは、カラーバリエーションが豊富です。実は、色によって光に対する作用が異なるのをご存知でしょうか?
見た目のおしゃれさでカラーを選ぶのも良いですが、用途やシーンを考慮して適切なカラー選ぶと、サングラスがより機能的になります。
シーン別に最適なカラーと効果については、以下の表を参考にしてください。
シーン | カラー | 効果 |
車の運転 | グレー系スモーク系 | 光のカットが均一で色調が乱れにくい |
スマホ・パソコン操作 | オレンジ系 | ブルーライトカット効果が高い |
長時間の使用 | グリーン系 | 見え方が自然で目にかかる負荷の少ない |
まぶしさの軽減 | ブルー系 | まぶしさの原因である、オレンジや黄色の光を抑制する |
Glass FactoryがおすすめするZEISS調光レンズ
最後に、Glass Factoryがおすすめする、ZEISS(カールツァイス)の調光レンズについて紹介します。
調光レンズは紫外線量によってレンズ濃度が変わるレンズで、ZEISSの調光レンズは上の画像のようにカラーバリエーションが豊富です。渋めの色を中心に、大人の男性がかけるには最適なレンズです。
また、太陽や有害な紫外線から目を100%保護してくれます。色の変化についてですが、快適な温度の屋内から暑い屋外に出たときも、30秒ほどでレンズの色が濃くなります。
ZEISS調光レンズについては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。