目の健康

眼精疲労の症状チェック|眼精疲労対策についても紹介

「眼精疲労」と言っても、さまざまな症状があるのをご存知でしょうか?眼精疲労が起こる原因は多くあり、目の疲れだけが眼精疲労ではありません。

今回は、眼精疲労の症状やセルフチェックを紹介します。自分がどの程度の眼精疲労なのか知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

また、眼精疲労の改善策についても合わせて紹介していきます。

眼精疲労とは

眼精疲労には「眼症状」と「全身症状」の2パターンがあります。

  • 眼症状:目の疲れや痛み、視力の低下など
  • 全身症状:眼症状が原因となって、頭痛やめまい、首や肩のコリなど

通常の目の疲れは、睡眠などで休息をとれば回復します。しかし、眼精疲労は休んでも疲労がとれず、放置しておくと全身症状を引き起こします。

そのため、目の疲れや痛み、視力の低下などを感じたら早めに病院に行き、診察してもらう必要があります。

眼精疲労の症状

具体的な眼精疲労の症状は、以下の通りです。

  • 疲れ目
  • 視力の低下
  • 目の充血
  • 眼痛(目の奥が痛む)
  • 瞼が痙攣する
  • 頭痛
  • 吐き気
  • めまい
  • 首や肩がこる

眼精疲労はまず目に症状が出ます。疲れ目や視力の低下はもちろん、目が充血したり痛くなったりしたら医師の診察を受けましょう。

放置すると頭痛や吐き気などが起こり、日常生活に影響が出るレベルになります。

セルフチェックリスト

眼精疲労になりやすい原因はいくつかあります。以下に「セルフチェックリスト」を設けましたので、当てはまる症状がないかチェックしてみましょう。

【眼精疲労・セルフチェックリスト】

  • スマホやパソコンを長時間 使用している
  • スマホやパソコンの画面を見ていると眠たくなるときがある
  • 集中力が以前よりも落ちている気がする
  • ストレスを強く感じることがよくある
  • 睡眠不足だ
  • 目のかすみ・充血・痛みなどがある
  • 目が乾燥しやすい
  • 以前よりも視力が低下している
  • まぶたが痙攣を起こすときがある
  • ときどき頭が痛くなることがある
  • 首や肩がこりやすい
  • メガネの度数・フレームが合っていないと感じる

上記のうち、1つでも当てはまる人は、眼精疲労を疑ってください。複数の項目に当てはまる人は、眼科での診察をおすすめします。

眼精疲労対策

眼精疲労の原因として、長時間のスマホ・パソコン作業が挙げられます。近年ではテレワークも浸透して、一日中 パソコンの前で作業している人もいるでしょう。

また、自分に合っていないメガネを使用していると、眼精疲労のリスクが高くなります。

そのため、眼精疲労で困らないための対策としては、以下の方法があります。

  • 目の休憩
  • 目薬をさす
  • 目を冷ましたり温めたりする
  • 意識的にまばたきをする
  • メガネを買い替える

目の休憩

長時間のスマホ・パソコン作業をする人は、1時間に10分ほど目を休ませるようにしてください。

また、目の休息には睡眠を充分にとることも重要です。睡眠時間はもちろん、睡眠の質についても真剣に考えましょう。

目薬をさす

目の休憩がてら、目薬をさすのもおすすめです。ドラッグストアでは、疲れ目用の目薬がいくつか存在します。

ドラッグストアで購入する際は、自分の目の状態に合うものを、薬剤師さんと相談して選ぶのがおすすめです。

目を冷ましたり温めたりする

目が充血した場合は、冷却シートなどで目を冷ますのが良いです。目の充血は、目の血管が膨張することで白目が赤くなります。膨張をやわらげるためには、目を冷やしましょう。

また、疲れ目対策で目をリラックスさせたい場合は、目を温めるのがおすすめです。目を温める場合は、ホットタオルをまぶたの上に置きましょう。

ホットタオルの作り方は、以下のように簡単にできます。

【ホットタオルの作り方】

  1. タオルを濡らして軽く絞る
  2. ロール状にタオルを丸めてラップで包む
  3. 電子レンジ(500~600W)でタオルを30~60秒ほど温める
  4. 手で触れられるくらいまでタオルを冷まして完成

意識的にまばたきをする

スマホやパソコン作業を長時間しているとき、実はまばたきの回数が減っています。まばたきの回数が減ると目は乾きやすくなり、眼精疲労へと繋がります。

そのため、スマホやパソコンの作業中は、意識的にまばたきをするようにしてください。

また、目の筋肉の緊張状態が続くと眼精疲労が起こりやすいので、目を動かしたり、強く目を閉じたり開けたりするのもおすすめです。

メガネを買い替える

レンズの度数・フレームのフィッティングが合っていないことで眼精疲労が起こります。メガネを2〜3年ほど使用している人は、思い切ってメガネを買い替えましょう。

その際は、遠近両用などの「累進レンズ」を選ぶのがおすすめです。

また、フレームのフィッティングは、調整しても徐々にズレてきます。そのため、メガネ購入後も3ヶ月に1度のペースで、定期的に調整しましょう。

メガネのレンズの選び方は?度入りレンズの種類と見え方
メガネの作り方の流れは?視力測定が重要な理由

まとめ

眼精疲労を起こすと、頭痛やめないなどの症状で日常生活に影響を及ぼす場合があります。目の休憩など、こまめな対策をして症状の悪化を防いでください。

長年同じメガネを使用している人は、メガネを買い替えるのも有効な手段です。

そして、症状が重いと感じたら放置せず、眼科に行き医師の診断を受けるようにしてください。

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