メガネの上からかけるサングラス|種類や特徴を解説
メガネユーザーの中には、夏場にサングラスを装着する人も多いことでしょう。アウトドアやスポーツなど、夏場の野外で活動するときは、度付きサングラスが手放せない人もいると思います。
ただし、メガネから度付きサングラスにかけ替えるのを、手間に感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで試してほしいのが、オーバーグラスやクリップオンサングラス、2WAYグラスのような「メガネの上からかけられるサングラス」です。
メガネの上からかけられるサングラスとは
メガネの上からかけられるサングラスとは、普段かけているメガネの上にサングラスだけ取り付ける物を指します。
近視用メガネの上からサングラスだけ取り付けるので、メガネから度付きサングラスにかけ替えるといった手間が必要ありません。
上からサングラスを取り付けるだけなので、シーンに合わせてレンズの種類を気軽に使い分けられるといったメリットがあります。
デメリットとしては、メガネとサングラスを同時にかけている状態のため重量があり、鼻や耳に負担がかかるところです。
メガネの上からかけられるサングラスの種類
メガネの上からかけられるサングラスの種類は、主に以下の3つです。
- オーバーグラス
- クリップオンサングラス
- 2WAYグラス
こちらでは、それぞれのサングラスの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。
オーバーグラス
オーバーグラスとは、メガネ全体を覆うようにかけるサングラスのことです。リムからテンプルも上から覆うため、パット見サングラスだけかけているように見えます。
メリット
オーバーグラスのメリットは、以下の通りです。
- 偏光グラスと同じ機能が得られる
- 着脱が楽にできる
- 度付きサングラスよりも価格が抑えられる
オーバーグラスは偏光グラスの一種であるため、メガネの上からかけると光の反射を抑えてくれます。また、メガネの上から被せるだけなので着脱も楽です。
それでいて、度付きサングラスよりも安い価格で手に入れることができます。
デメリット
オーバーグラスのデメリットは、以下の通りです。
- サイズが大きいため鼻にかかる圧力が高い
- メガネを包み込む形状なので、空気があまり通らず曇りやすい
- 汗をかくと、オーバーグラスがズレやすい
オーバーグラスの大半はサイズが大きいため、鼻にかかる圧力が高いです。それでいてメガネを包み込む形状のため、空気があまり通らずレンズが曇ってしまいます。また、汗をかくとオーバーグラスがズレやすくなるため注意が必要です。
クリップオンサングラス
クリップオンサングラスは、メガネの上からクリップでサングラスのレンズだけを取り付けるのが特徴です。
メリット
クリップオンサングラスのメリットは、以下の通りです。
- メガネのレンズに直接取り付けるタイプで、着脱が簡単にできる
- 跳ね上げ式のように、メガネの機能のみ使うことができる
- オーバーグラスよりも、鼻にかかる圧力が少ない
クリップオンサングラスは、レンズに直接サングラスを取り付けるため、着脱が簡単にできます。
また、クリップオンサングラスの中には跳ね上げ式メガネのように、サングラスを持ち上げるだけでメガネの機能のみ使うことができる物があります。そのため、メガネとサングラスの切り替えが、オーバーグラスよりも楽です。
オーバーグラスと違い、サングラスのレンズの部分だけを取り付けるため重量は軽く、鼻にかかる負担は軽減できます。
デメリット
クリップオンサングラスのデメリットは、メガネとサングラスレンズとの間に隙間ができやすいことです。隙間があることによって、真上から差し込んだ光がサングラスのレンズの裏面で反射して、視界を妨げる可能性があります。
2WAYグラス
2WAYグラスはクリップオンサングラスのように、メガネの上からサングラスのレンズだけを取り付けるサングラスです。
違いはクリップオンサングラスがクリップ式なのに対して、2WAYサングラスはマグネット式、つまり磁石でサングラスレンズを取り外しするところです。
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メリット
2WAYグラスのメリットは、以下の通りです。
- マグネット式のため、取り外しが楽
- メガネとサングラスレンズとの間に隙間ができにくい
2WAYグラスはマグネット式のため、クリップオンサングラスよりも取り外しが楽です。ここで紹介した着脱式サングラスのうち、最も取り外しが簡単と言って良いでしょう。ただし、クリップオンサングラスのように跳ね上げ式にはできないため、注意が必要です。
ただし2WAYグラスは、クリップオンサングラスのようにメガネとサングラスレンズとの間に隙間ができにくく、そこから光が差し込むようなことはありません。
デメリット
2WAYグラスのデメリットは、フチありのメガネしか選べないところです。2WAYグラスは。フレームとサングラスをマグネットで装着するため、フレームにマグネットを埋め込むだけの幅が必要になります。
そのため、ツーポイントタイプのようなフチなしタイプのメガネは、2WAYメガネの選択肢から外れるため注意してください。
メガネとサングラスの2役なら「調光レンズ」もおすすめ
メガネとサングラスの2役を、1本のメガネに求めるなら、調光レンズがおすすめです。
調光レンズは紫外線の量や気温の高さによって、色が濃くなったり薄くなったりするレンズのことです。紫外線が少ない室内ではメガネ、紫外線が多い屋外ではサングラスとして使えます。
オーバーグラス、クリップオンサングラス、2WAYグラスは、メガネの上からサングラスレンズを取り付けます。4枚のレンズになるので重量があり、目や耳にかかる負担が大きいです。
調光レンズは、レンズの濃淡が変わるのが特徴なので、4枚ではなく2枚のレンズで済みます。そのため、重量的に目や耳にかかる負担が少なくなり、取り外しのサングラスレンズを持ち運ぶ手間もかかりません。
ただし、オーバーグラスやクリップオンサングラス、2WAYグラスよりもサングラスとしての機能は劣ります。偏光レンズのような機能はないため、乱反射をカットして光のギラつきを抑えることはできません。
調光レンズについては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
まとめ
メガネユーザーでアウトドアに出かけたり、夏場にスポーツをしたりする人には、オーバーグラス・クリップオンサングラス・2WAYグラスがおすすめです。着脱も楽で、度付きサングラスにかけ替える必要がありません。
アウトドアではなく、普段用にメガネとサングラスを切り替えたいのであれば、調光レンズがおすすめです。偏光レンズのような機能はありませんが、UVカット機能はあるため、普段使いのサングラスとして使うことができます。