メガネの知識

3Dプリンターでメガネの自作が現実的に!3Dプリンターメガネのメリットや今後の期待

3Dプリンターによる、物の製造販売が年々進んでいます。ニュースを見ると、3Dプリンターで家も作れる時代になっており、今後は様々な製造業で大きな役割を担うことが期待できます。

実はメガネの製造販売においても、3Dプリンターの導入が進んでいるのをご存知でしょうか?

ヨーロッパでは、3Dプリンターによるメガネの製造が日本よりも進んでおり、GLASS FACTORYでも3Dプリントによるメガネの作成の実績がございます。

この記事では、3Dプリンターによるメガネの製造のメリットから、GLASS FACTORYで作成したメガネの実績について紹介していきます。

ヨーロッパでは3Dプリンターメガネの製造が進んでいる

ヨーロッパでは、メガネを製造販売する会社が、3Dプリンターを利用して、利用者一人一人にジャストフィットするメガネの提供が進められています。

3Dプリンターでメガネを作る際の流れは、以下の通りです。

  1. 店舗でお客の顔をスキャニングする
  2. 顔の形状、目とメガネの位置を正確に測定する
  3. お客がフレームのデザインを選ぶ
  4. フレームを3Dデータ上で調整する

以上の流れでレンズの性能を最適化しながらも、かけ心地が馴染むメガネの製造が、ヨーロッパではスタートしているのです。

3Dプリンターをメガネ店に設置して、メガネ技師がお客様の顔をスキャニングできる装置の開発、基本となるフレームデータを顔の形状を基に最適化する処理ができます。

3Dプリンターメガネのメリットや今後の期待

3Dプリンターメガネは、メガネを製造販売する側と購入する側、双方にメリットがあります。

生産者のメリット

メガネを製造販売する側と購入する側のメリットとしては、大量の在庫を抱える必要がなくなることが挙げられます。

従来のメガネは金型を起こして量産する場合、一定のロット数を一度に生産するため、メーカーや店舗もある程度在庫を抱えなければいけません。在庫を抱えるということは、保管により倉庫や店舗のスペース、または財務上のバランスシートに影響が出ます。

しかし、店舗で3Dプリンターを使いメガネを製造するとなれば、来店したお客様のデータを基に、その場でメガネを作ることが可能です。

必要なとき、必要な数、必要な場所でメガネを生産できれば、在庫を抱える必要がありません。

消費者のメリット

メガネを購入する側のメリットとしては、自分の顔にジャストフィットするメガネを作れることです。

ヨーロッパでは3Dプリンターの製造が進んでおり、「一品一様」のメガネを提供している事例もあります。

ユーザーにとってみれば、顔のデータをとることでフィッティングしやすいメガネを購入でき、デザインも自由に選べる可能性が広がります。

GLASS FACTORYでは、3Dプリンターでメガネを作成した実績があります

日本では製造販売実績が少ない3Dプリンターメガネですが、実はGLASS FACTORYでは作成した実績があります。

お客様の悩みやライフスタイルをヒアリングした上で、測定・カウンセリングをしてジャストフィットするメガネを製造しました。

通常メガネフレームに使われる素材はアセテートなのですが、それと比べると圧倒的に軽いフレームになっています。

それと、メガネフレームのフロント部分の形状がカーブしていることで、一般的なフラットに近いメガネフレームに比べて、顔とレンズの距離が近く視野が広くなっています。さらに、視界にフレーム枠が入りにくい構造となっているため、見えやすいデザインです。

【出典】
【梅田店】ハイカーブ度入りレンズ眼鏡を体験して欲しい | STAFF BLOG | GLASSFACTORY 大阪、神戸のブランドメガネ、ブランドサングラスの販売店 (glassfactory-shop.jp)
【オフィシャル】私達が考える眼鏡に求めるポイント2つを高次元に備えたフレーム | STAFF BLOG | GLASSFACTORY 大阪、神戸のブランドメガネ、ブランドサングラスの販売店 (glassfactory-shop.jp)

3Dプリンターメガネについてのまとめ

3Dプリンターによるメガネの製造は、日本ではまだまだ実績が浅いのが現状です。しかし、メガネ店に3Dプリンターが置かれるようになれば、1級の眼鏡作製技能士が気軽にメガネを製造販売することができます。

メーカーやお店は在庫を抱えることによるロスを軽減でき、ユーザーは世界に自分だけのジャストフィットするメガネを購入できるようになるでしょう。

一覧へ戻る

関連記事