メガネの知識

メガネの部位の名称一覧|パーツについての疑問もお答えします

普段何気なくかけているメガネも、様々なパーツで構成されており、細かく名称があるのをご存知でしょうか?

「テンプル」や「鼻あて」など聞いたことがあるかもしれませんが、それ以外にも多くのパーツがあります。それぞれが、メガネのかけ心地を左右する重要なパーツです。

この記事では、メガネフレームのパーツの名称から、パーツについての疑問に関して解説していきます。

メガネフレームの名称一覧

レンズを除いたメガネフレームは、主に8つのパーツで構成されています。

1:テンプル(つる)

メガネを耳にかける部分で、メガネをフィットさせたり支えたりするのに重要なパーツです。

英語の「こめかみ」という言葉からこの名称が来ており、「つる」と呼ばれることもあります。

テンプルの調整が上手くいかないと、メガネが顔からずり落ちたり、逆に顔を締め付けたりします。

テンプルの具合によってメガネのかけ心地が変わるので、大切なパーツと言っても良いです。

テンプルはある程度の弾力性があることで、メガネがかけやすくなります。

2:モダン(先セル)

テンプルの先にある部分で、耳の後ろに直接触れる部分です。現在ではアセテートなどの素材が主流ですが、かつてはセルロイド製であったことから「先セル」とも呼ばれます。

素材により、メガネの落下防止を重視するタイプや、かけたときの負担を減らすタイプなどがあります。

3:丁番(ヒンジ)

フロントとテンプルをつないで、開閉するパーツです。長年同じメガネをかけると、ネジがゆるんでくることがあるので、その際はネジを締め直さなければいけません。

4:智(ヨロイ)

メガネの角にあたるパーツで、ここにあるネジを外すことで、レンズを入れ替えることができます。

テンプルの開閉で負担がかかりやすく、智(ヨロイ)を変形させることで、レンズの傾斜角を適切に付けることが可能です。

また、メガネで一番目立つ部分であることから、ブランドのロゴマークが入れられることがあります。

5:リム

レンズを覆っているパーツのことです。レンズの覆っている範囲によって、リムは以下の名称で呼ばれます。

  • フルリム:リムがレンズの全体を覆っている状態
  • ハーフリム:リムがレンズの上半分だけを覆っている状態
  • アンダーリム:リムがレンズの下半分だけを覆っている状態
  • リムレス:レンズにリムがない状態

デザインや素材で様々なタイプがあり、メガネをかけたときの印象が変わります。メガネフレームのなかでも、形状・タイプが豊富な部位です。

6:ノーズパッド(鼻あて)

テンプルと同様に、メガネをフィットさせたり支えたりするのに重要なパーツです。鼻の左右から挟み込み当てることで、メガネが顔からずり落ちるのを防ぎます。

メタルやシリコン、プラスチックなどの素材でできており、一部のフレームを除いて交換することも可能です。

常に肌に接しているため、汗や皮脂などの影響で汚れやすく、定期的に交換することで清潔感を保てます。

7:クリングス(パッドアーム)

ノーズパッドとリムを繋ぐ、骨組みのようなパーツです。ここを動かすことで、

ノーズパッドの位置を変えることができ、かけ心地を改善することができます。高さや幅を調整しやすくするため、複雑なカーブの形をしています。

8:ブリッジ

左右のリムを繋いでいるパーツです。前方から見ると、左右を繋ぐ橋のように見えることから「ブリッジ」と呼ばれています。

デザインによっては、ブリッジとノーズパッドが一体になったデザインも存在します。

メガネのパーツに関するよくある質問

こちらでは、メガネのパーツに関する疑問について答えていきます。

Q.メガネのテンプルの調整はどこで行えば良いですか?

A.多くのメガネ店で調整してくれます。

テンプル以外にも、ノーズパッドや丁番を調整することで、かけ心地が改善されます。購入したメガネ店でなくても、フィッティング調整を対応してくれるお店は多いです。

Q.メガネのテンプルが折れたり曲がったりしたら修理できますか?

A.素材によっては修理可能です。

メタルフレームの場合は修理しやすく、「レーザー溶接」という方法で折れた部分を接合します。購入したメガネ店か、メガネ修理専門店に相談してください。

また、メガネが折れた場合の修理に関しては、以下の記事で詳しく解説しています!

【この記事で分かること】

  • 修理できるフレームについて
  • どこでどのように修理の相談をすれば良いのか?
  • フレームを修理する際の費用と時間について

メガネの部位の名称についてのまとめ

  • フレームは主に8つのパーツで構成されている
  • どのパーツもメガネの落下防止や、かけ心地の良さに役立っている
  • フィッティング調整や修理の相談は、購入したメガネ店に相談するのがベター

メガネのフレームひとつとっても、色んなパーツがあることがご理解いただけたと思います。名称を覚えることで、メガネ店で分からないことを聞く際も、スムーズに質問することができるでしょう。

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