メガネの知識

老眼鏡はかけっぱなしして大丈夫?かけ外しが面倒なら累進レンズがおすすめ

40代になると老眼が進行して、老眼鏡の使用を考えるようになります。老眼鏡は手元を見るときに使うので、かけ外しをするのがいちいち面倒に感じます。

では、かけ外しが面倒なら老眼鏡をかけっぱなしで良いのか、と言えばそうではありません。

この記事では、老眼鏡のかけっぱなしがNGな理由から、老眼鏡のかけ外しが面倒な場合のおすすめレンズについて紹介していきます。

老眼鏡のかけっぱなしはNG

老眼鏡をかけっぱなしにすることは、おすすめできません。老眼鏡はあくまでスマホや本の文字など、手元の距離を最適に見るためのレンズだからです。

手元よりも遠くのものを見る際は、レンズの度数が合わないため、老眼鏡ではピントを合わせることができません。

そのため、老眼鏡は一日中かけっぱなしでいることは難しいです。

老眼鏡のかけ外しが面倒な場合は累進レンズがおすすめ

老眼鏡をかけたり外したりするのが面倒な場合は、累進レンズの使用がおすすめです。

累進レンズは1枚のレンズに複数の度数で構成されているレンズで、「遠近両用レンズ」は累進レンズに当たります。

【累進レンズの構造】

累進レンズには「遠近両用レンズ」「中近レンズ」「近々レンズ」「アシストレンズ」などがあります。

遠近両用レンズとは

遠近両用レンズは、「遠方」「中間」「近方」まで見えるように設計されたレンズのことです。

どの距離でも適切に見えるため、メガネをいちいちかけ外す必要がありません。

ただし、遠近両用レンズは「遠方」「中間」「近方」の三段構造のため、視界の歪みを感じやすいのがデメリットです。そのため、かけ始めは慣れるまでに時間がかかります。

【遠近両用レンズのメリット】

  • 「遠方」「中間」「近方」まで最適に見える
  • 室内でも屋外でも使うことができる
  • 色んな距離感を最適に見なければいけない、車の運転におすすめ

【遠近両用レンズのデメリット】

  • 度数が三段構造のため視界の歪みを感じやすい
  • 度数の変化に慣れるまでに時間がかかる

アシストレンズとは

【アシストレンズのメリット】

  • 度数が二段構造のため、視界の歪みを感じにくい
  • 近視と老眼の人は、アシスタントレンズ1本でOK

【アシストレンズのデメリット】

  • 中距離の度数がないので、車の運転には遠近両用レンズの方が向いている

アシストレンズは、スマホやタブレットを見る機会の多い、若年層向けに作られたレンズです。

近視で老眼の人の場合はアシストレンズをかければ、メガネをかけ変える必要がなく、1本のメガネで済みます。

また、度数が「遠方」と「近方」の二段構造のため、遠近両用レンズよりも視界の歪みを感じにくいのがメリットです。

メーカーやブランドによって「スマホレンズ」「サポートレンズ」「スマホアシストレンズ」「アイアシストレンズ」と呼び方が異なりますが、どれも度数の構造は変わりません。

中近レンズとは

【中近レンズのメリット】

  • 度数が二段構造のため、視界の歪みを感じにくい
  • 家事やデスクワークの使用に向いている

【中近レンズのデメリット】

  • 遠方は見えにくいので、屋外の使用には不向き

中近レンズとは、手元から中間距離が見えるように設計されたレンズです。具体的には、手元から4mほどの距離をクリアかつワイドな視界で見られます。

アシストレンズと同様に度数が二段構造のため、遠近両用レンズよりも視界の歪みが感じにくいのがメリットです。

ただし、遠方のものは見えにくいので、屋外での使用は向いていません。家事やテレビを見るときなど、屋内での使用に向いています。

近々レンズとは

【中近レンズのメリット】

  • 度数が二段構造のため、視界の歪みを感じにくい
  • デスクワークに向いている

【中近レンズのデメリット】

  • デスクワーク以外の用途は不向き

近々レンズとは、手元から1mくらいまでの距離がよく見えるレンズです。

構造は中近レンズと一緒ですが、見える距離は1mくらいまでなので、パソコンでの作業や資料整理などのデスクワークに向いています。

デスクワークが中心で、仕事中にメガネのかけ外しを減らしたいなら、近々レンズもしくは中近レンズの使用がおすすめです。

ただし、近々レンズは手元から1mくらいまでの距離がよく見えるレンズのため、使い方がかなり限定されます。

近視で老眼の場合は「デジタルレンズ(アシストレンズ)」がおすすめ

デジタルレンズとは、ZEISS(カールツァイス)が開発したアシストレンズのことです。

近視でありながら老眼になった場合は、遠近両用レンズよりもアシストレンズから累進レンズに慣れてみましょう。

遠近両用レンズよりも視界の歪みを感じにくいので、アシストレンズの使用がおすすめです。

デジタルレンズは極めて薄く軽い状態でありながら、強度数でも作れます。そのため、長時間かけても目や顔に負担がかかりにくいのが特徴です。

デジタルレンズの具体的な見え方については、以下の画像を参考にしてください。

「クリアゾーン」遠くがはっきり見える度数

アシストレンズのクリアゾーン

「デジタルゾーン」手元がはっきりと見える度数

アシストレンズのデジタルゾーン

デジタルレンズは、Glass Factoryにてお取り扱いがございます。

WEBや電話で来店予約できるので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

  • Glass Factory公式サイト

URL:https://glassfactory-shop.jp/

  • GLASS FACTORY ヒルトン梅田店

電話番号:06-4796-7266

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