メガネが雨の日に曇るのはなぜ?曇る原因や雨期のお手入れ方法を解説
メガネユーザーの場合、雨の日にメガネが曇ることに悩まされるケースがあります。そもそもなぜ、雨の日にメガネが曇ってしまうのでしょうか?原因としては、水蒸気による結露や湿気の高さが考えられます。
この記事ではメガネが曇る原因から、メガネのレンズが曇るのを防止する方法について解説していきます。レンズが頻繫に曇って悩むメガネユーザーさんは、ぜひ参考にしてください。
メガネが曇る原因は?
雨の日に限らず、メガネが曇ってしまう理由は以下の通りです。
- 水蒸気による結露やレンズに付いた油分
- レンズのコーティングの剥がれ
- 冷房の効いた部屋から湿度の高い屋外に出たとき
レンズが曇るのは、水蒸気による結露やレンズに付いた油分、またはレンズのコーティングの剥がれなど、様々な理由が考えられます。一概に「これ!」とは言えないので、曇り止め防止アイテムで対応するのがおすすめです。
また湿度の高い梅雨は、冷房の効いた部屋から暑くて湿った屋外に出ると、メガネが曇ることがあります。冬は逆に、寒い屋外から暖房の効いた部屋に入るとメガネが曇ります。このように急激な温度差が生じて、メガネが曇るため「雨の日にメガネが曇る」と感じやすくなります。
レンズが曇るのを防止する方法
雨の日にレンズが曇るのを防止するには、撥水加工を施したレンズの使用や、曇り止めアイテムを使うのが効果的です。
撥水加工を施したレンズの使用
撥水加工を施したレンズを使用すると、雨の日でもレンズが曇りにくくなり、視界をクリアに保てます。また水滴が付着しにくいため、水分を拭き取りやすいので、レンズのお手入れが楽です。
注意点としては、撥水加工を施したレンズでも、水滴が付いたまま放置すると効果が落ちます。そのため、雨の日はこまめにメガネクロスでレンズを拭くようにしてください。
曇り止めアイテムを使う
曇り止めアイテムは、数百円から千円前後で購入できます。気になる場合は、購入して試してみましょう。
曇り止めスプレー
曇り止めスプレーは、レンズに直接吹きかけるだけなので簡単です。1日効果が持続する商品が多いので、朝吹きかければ帰宅するまで曇るのを抑えられます。スプレータイプ以外にも、ムースタイプやジェルタイプが存在します。
曇り止めクロス
曇り止めクロスは、拭くだけで曇り止め加工ができる商品です。水洗いでレンズの汚れを取り除き、水気を取ってからクロスでやさしくレンズを拭きましょう。クロス自体には界面活性剤が染み込んでおり、それが曇り止めに効果的です。ただし界面活性剤は水に弱いため、クロスが濡れると効果が薄れるので気を付けてください。
裏ワザとして曇り止め代用アイテムを使う
レンズの曇り止めには、基本的には専用の曇り止めアイテムを使うのが良いです。しかし、万が一曇り止めアイテムが無い場合は、以下のアイテムで代用できます。
- 台所洗剤などの中性洗剤
- 歯磨き粉(研磨剤が入っていない)
- ハンドクリーム
- 固形石鹼やハンドソープ(中性)
- シャンプーやリンス(中性)
- シェービングフォーム(中性)
以上のアイテムには界面活性剤が含まれているため、レンズの曇り止めに効果的です。しつこいようですが、あくまで「代用」のため常用はせず、もしものときにお使いください。
注意点を含めて曇り止めの代用アイテムに関しては、以下の記事でも詳しく解説していきます。合わせて参考にしてください。
雨の日は水滴がレンズに付着するのも気を付ける
雨の日はメガネが曇る以外にも、水滴の付着に気を付けなければいけません。傘を差して外を歩いても、メガネには細かい水滴が付着してしまいます。メガネに付着した水滴は、綺麗に拭き取るようにしてください。放置したり雑に拭いたりすると、「水やけ」の原因になります。
水滴を放置すると「水やけ」の原因に
雨でメガネが濡れてそのまま使い続けると、レンズに白いシミのようなものができることがあります。これは「水やけ」と呼ばれるもので、水滴が乾く際にレンズの表面に水のシミが残ったときに起こる現象です。
お風呂場のガラスが白く曇るのと同じ状態で、雨水はもちろん水道水でも水やけは起こります。そのため細かい水滴でも、レンズに付着したときは放置せずに、すぐ拭き取るようにしてください。
「水やけ」ができた場合の対処法
もしも水やけができた場合は、レンズを真水で一旦流してから、ティッシュでトントンと抑えるようにして拭き取ってください。最後に、マイクロファイバー製のメガネクロスで乾拭きして、レンズの水気を取りましょう。
高級カメラレンズで有名なZEISS社からメガネ用「レンズ曇り止めキット」
この項目では、レンズの曇り防止に最適なアイテムを紹介します。それが、ZEISS社のメガネ用「レンズ曇り止めキット」です。
ZEISS社のメガネ用「レンズ曇り止めキット」の特徴
- 曇り止め防止の効果は最大72時間
- 曇り止めスプレーと専用クロスがセット
- レンズのコーティングにもやさしい成分
- 価格は税込1,650円とリーズナブル
メガネの使用環境にもよりますが、最大72時間効果が持続するので、三日に一回のお手入れで済みます。
ZEISS社のメガネ用「レンズ曇り止めキット」に関しては、以下の記事でも詳しく解説していきます。合わせて参考にしてください。